アダルト系ECサイトの立ち上げに伴う様々な壁と注意点

一部の方々は、「アダルト(18禁、R指定、エロ)系のコンテンツや商品を販売するECサイトを運営するのは、法律上問題があるのではないか?」と心配するかもしれません。しかし、日本の法律ではアダルト系ECサイトの運営そのものを禁止しているわけではありません。
ただし、企業や運営者が一定のルールやポリシーを設けて取引を制限することはよくあります。

アダルト系ECサイトの現状

アダルト系のECサイトについては規制も多く、決済審査などにハードルがあることも事実です。
これらの審査をクリアしてアダルト系ECサイトを立ち上げ、運営していくためには正しい知識とノウハウが必要となります。

 

現在運営されているアダルト系ECサイトの中には、一般的にアダルト商材と捉えられるものであっても、アダルト商材・商品ではなく、ヘルスケアの商品などとして提供されていたり、一般の健康食品として申請されていることもあります。またLPやWEBサイトがアダルト寄りのクリエイティブでない場合は、アダルト系として判断されない場合もあります。

アダルト系ECサイト運営の留意点

アダルト系ECサイトを運営する際には、以下のような点をしっかりクリアすることがまず大前提となります。
 
1.年齢制限: アダルトコンテンツを提供する場合、年齢制限を設けることが求められる場合があります。未成年者へのアクセスを制限するために、年齢認証や閲覧制限の仕組みを導入する必要があります。
 
2.違法コンテンツの制限: アダルトコンテンツにおいても、児童ポルノやわいせつな表現などの違法なコンテンツは絶対に提供してはなりません。各国の法律に準拠し、法律で禁止されているコンテンツの提供を避ける必要があります。
 
3.広告と販売の制限: アダルトコンテンツの広告や販売には、特定の制限が課される場合があります。例えば、公共の場での宣伝や広告の表示に制限がある場合があります。
 
4.プライバシーと個人情報保護: アダルトサイトに限らず、利用者のプライバシーと個人情報の保護は重要です。個人情報の収集・管理には適切な対策を講じ、プライバシーポリシーを明確に示す必要があります。

アダルト系ECサイトにおける決済審査の壁

アダルト系ECサイトについては、クレジット決済の申請が通らないとお悩みの事業者が多いと感じています。
ECサイトとして組み込みたい決済方法には、クレジットカード決済のほかに、後払い決済、Amazon Pay、楽天Pay、PayPay、Paidy、PayPalなどがありますが、これらの決済システムについて審査が通らない可能性があるという懸念です。
 
ただ実際には日本国内のアダルト系ECサイトでも、VISA、MasterCard、AMEX、American Express、JCBなどのブランドを利用してクレジットカード決済が行われています。
 
以前はアダルト商材と認識されていたものであっても、訴求内容の見直しにより、一般カテゴリーに分類されることもあります。そのため、商材のイメージを固定観念で捉えず、一度ご相談いただければ、診断をさせていただきます。

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