LINEマーケティングツール13選と比較のポイントを紹介

LINEを利用したマーケティング施策には、LINE公式アカウントの活用があります。そのLINE公式アカウントを効果的に運用するためには、LINEマーケティングツールの併用をおすすめします。

 

LINEマーケティングツールを利用することで、One to Oneマーケティングの実現や業務の効率化、顧客育成などが実現できるためです。

本記事では代表的なLINEマーケティングツールと、比較するポイントについて紹介します。

LINEマーケティングツールとは?

LINEマーケティングツールとは、LINE公式アカウントを効率的・効果的に運用することを目的としたツールです。
 
LINEをマーケティングに使うためには、LINE公式アカウントの登録が必要となります。LINE公式アカウント単体の運用でもマーケティング手法として有効ではあるものの、限られた属性しか選べないことや、LINE-IDと顧客情報を紐づけられないなど、やりたい施策によっては不十分な点もあります。
 
それらを補い、細かな属性によるセグメント配信やステップ配信、シナリオ配信などを実現するのがLINEマーケティングツールです。

LINEマーケティングツールのメリット

LINEマーケティングツール運用のメリットはクリック率や購入率の向上、ブロック率の低下、さらに顧客育成が期待できることです。
 
LINEマーケティングツールを利用することで、LINE-IDと自社データベースの顧客情報とを紐づけることができます。例えば、生年月日・購入回数・購入金額・行動履歴などの属性から、よりターゲットを絞ったセグメント配信ができるでしょう。
 
例えば「5回以上購入した顧客限定のキャンペーン案内」といった施策でロイヤルカスタマーの育成を行なったり、「誕生月にクーポンを配布」といった施策で特別な購入体験を提供したりすることもできるのです。
 
このように顧客一人ひとりに適したセグメント配信をすることで、効果的に訴求できるのがLINEマーケティングツールのメリットです。

LINEマーケティングツールを比較するポイント

LINEマーケティングツールを使って効果を上げるためには、どのツールを選ぶのかが重要です。数多くのなかから、自社に最適なツールを選ぶために比較するポイントは以下の4つとなります。

自社のビジネスモデルにマッチしているか

LINEマーケティングツールを選ぶうえで、どのような機能が搭載されているのかは重要なポイントです。なぜなら、自社のビジネスモデルにマッチしているツールを選ぶ必要があるためです。
 
例えば来店予約に特化しているLINEマーケティングツールは、エステや美容室、クリニックなどのビジネスモデルと相性が良いでしょう。他にもセグメント配信やステップ配信、リッチメニューの変更など様々な機能があります。
 
LINEマーケティングツールを選ぶ際は、自社のビジネスモデルに役立つ機能を洗い出してみましょう。

セグメント配信機能がついているか

LINEマーケティングツールを選ぶ際には、細かなセグメント配信ができるかどうかをポイントにしましょう。
 
なぜならLINE公式アカウント単体でできるセグメント配信は、機能が限られているためです。例えばLINE公式アカウントで実施できるセグメント配信としては指定できる属性は以下の5つのみです。

  • ・友だち期間
  • ・性別(みなし属性)
  • ・年齢(みなし属性)
  • ・デバイスのOS
  • ・エリア(みなし属性)

※「みなし属性」とは、性別、年代、地域、OSなどの情報のほか、ユーザーが「LINE」上で購入・使用したスタンプや興味のあるコンテンツ、どのようなLINE公式アカウントと友だちになっているかといった傾向をもとに分析(電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含みません)したもの。属性情報の推定は統計的に実施され、特定の個人の識別は行っていません。

 
また配信するために最低50以上の配信数が必要といった条件もあります。
顧客一人ひとりに適した内容でアプローチするためには、より細かな属性でターゲットユーザーを絞る必要があります。つまりOne to Oneマーケティングを実現するためには、LINEマーケティングツールで細かなセグメント配信ができるかが重要となります。

顧客情報や配信チャネルを一元管理できるか

もうひとつの比較ポイントは、顧客情報や配信チャネルを一元管理できるかです。
 
細かなセグメント配信をするためには、自社の保有する顧客情報とLINE-IDとの紐づけがかかせません。そのため、LINEマーケティングツールでは顧客情報を一元管理できる機能が必要となります。
 
また集客に役立つ媒体はLINE以外にもあります。例えばメールやSMS、DMといった具合です。このような様々なチャネルでの配信を一元管理できるかも重要なポイントです。
 
LINE配信に特化しているツールの場合、安い費用で利用できるものもあります。しかしLINE配信ツールとメール配信ツール、またはSMS配信ツールなどを個別に複数導入すると、コスト増や運用の手間がかかる原因となるでしょう。
 
そこで、LINE以外の配信チャネルにも対応できるオールインワンのCRM/MAツールがおすすめです。

業務効率の改善につながるか

LINEマーケティングツールを比較するもうひとつのポイントは、業務効率を改善できるかです。
 
具体的には、セグメント配信・シナリオ配信によるメッセージ配信の自動化や、応答メッセージ・AI応答メッセージによる自動対応などが挙げられます。
 
なぜならLINEマーケティングツールを導入しても、運用するために手間がかかってしまっては、リソース不足やコストパフォーマンス低下の原因となるためです。
 
自動化で業務効率を改善し、空いたリソースを別の重要な業務に振り分けることで、さらなる収益アップが期待できるでしょう。

LINEマーケティングツール13選

LINEマーケティングツールを導入しようにも、「どのツールを選べば良いのかわからない」と悩んでいる方はいませんか。
数多くのなかから、自社に最適なツールを選択するためには、ツールそれぞれの特徴について理解を深める必要があります。おすすめのLINEマーケティングツールをピックアップしましたので、選ぶ際の参考にしてください。
 
MOTENASU
MOTENASUは、マルチチャネルの一元管理に対応したLINEマーケティングツールです。
 
MOTENASUでは「LINE」「メール」「SMS」のオンラインのチャネルに加えて、「郵送DM」のオフラインのチャネルにも対応し、一元管理することができます。
 
例えば、配信にコストのかからないメールを配信し、メールが「未開封」の方だけにLINEメッセージを配信するという自動シナリオを組むことも可能ですから、運用コストを下げるということも考えられます。
 
さらにMOTENASUは、複数のアカウントを同時に管理・運用することができます。
例えば、「本部アカウント」と各「店舗ごとのアカウント」、「店舗アカウント」と各「担当者ごとのアカウント」、「企業アカウント」と「ブランドごとアカウント」を一元管理し、本部が一括で各店舗ごとの情報を出し分けたり、特定エリアの店舗アカウントからのみ配信したり、といった運用も可能です。
 
またMOTENASUの機能としては、LINEを活用するためのセグメント配信・ステップ配信・シナリオ配信などがあり、メッセージ配信の自動化ができるので、業務効率の改善にも役立つでしょう。
例えば「商品Aを購入した顧客に、30日後に再購入を促すメッセージ配信」や、「商品Bのページを購入せず離脱した顧客に、リターゲティングメール配信」といった具合です。
 
さらに、マーケティング施策を分析する機能も搭載されています。マルチチャネルで実施した施策の効果測定や分析など、より多角的な視点からマーケティング施策を把握できるのもMOTENASUの優れている点です。
 
KUZEN-LINK
KUZEN-LINKはLINEやWeb上の行動履歴をもとに、セグメント配信・ステップ配信が可能なLINEマーケティングツールです。LINE公式アカウントの設計や、試作の立案・実施、運用の改善をサポートします。
 
例えばLINEのアンケートをボタン操作やクイックリプライなどを用いて、わかりやすい設計にするといった具合です。さらにリッチメニューはセグメントやタグによって、顧客に合わせて設定できます。他にも、カルーセル・イメージマップ・フレックスメッセージなどの機能を活用できるのも特徴です。
 
MicoCloud
MicoCloudはLINE公式アカウントを活用した運用を、複数の機能でサポートするLINEマーケティングツールです。例えば行動履歴レポートやチャットボット、セグメント配信・ステップ配信などの機能があります。
 
MicoCloudの特徴はデータの一元管理や顧客に合わせた配信、行動分析により一気通貫の支援ができることです。またサポート体制も充実しており、初期導入支援や運用改善支援、友だち増加支援などがあります。集客やリピーター・ファンへの顧客育成に役立ちます。
 
Liny
Linyは、LINE公式アカウントの運用に必要な機能が詰まったLINEマーケティングツールです。マーケティングオートメーションや顧客管理、業務効率化などに役立ちます。
 
例えば顧客とのやりとりから、顧客の好みの属性や情報を収集できるため、顧客一人ひとりに合わせた情報で訴求できます。すると反応率のアップにつながり、売上アップも期待できるでしょう。
 
Linyで活用できるLINE公式アカウントの機能は、セグメント配信・リッチメニュー配信・友だちのタグづけ管理など様々です。またクリックなどの反応からスコアリングすることで、より効果的なマーケティング施策を立案できます。
 
LIBERO
LIBEROは友だちの獲得施策や顧客情報の管理、施策の実行などLINE公式アカウントを効果的に運用できるLINEマーケティングツールです。
 
具体的には、自社で収集した顧客情報の電話番号を活用したメッセージ配信や、Webサイトに訪問したターゲットユーザーに対してポップアップ表示で登録を促す方法があります。
マーケティング施策に役立つ機能は、セグメント配信・ステップ配信・リッチメニューに加えて、LINEポイントコネクトやビデオ接客など豊富です。LIBEROは、LINEに特化したマーケティングツールといえるでしょう。
 
LOYCUS
LOYCUSは自動化・可視化にこだわって設計されたLINEマーケティングツールです。
自動化できる項目はシナリオ配信や問い合わせの返信、友だちのデータ蓄積です。例えばLINE公式アカウント単体では友だち追加したタイミングのみのトリガー設定でしたが、LOYCUSを利用することで友だちの行動をトリガーにしたシナリオ配信も設定できます。
効果についてはクリック率やブロック率に加えて、友だち追加経路も把握できるので、より細かな情報をもとにした分析もできます。効果を可視化することでターゲットの最適化がしやすく、配信タイミングを見直すことも簡単にできるでしょう。
 
L Message
L Messageは初期費用・月額費用が無料のLINEマーケティングツールです。LINE公式アカウントと組み合わせて利用することで、集客や販促、自動化に役立ちます。
具体的には、チャット機能によるマンツーマンの接客や自動応答、リッチメニューの設定などがあります。ただし無料プランではデータ容量や、月の配信数に制限があるため、本格的に利用する場合は有料プランを利用する必要があるでしょう。
 
Lステップ
Lステップは、LINE公式アカウントを活用するために特化したマーケティングツールです。シナリオ配信やステップ配信、セグメント配信、リマインド配信などができます。また実店舗を運営している方向けに、予約管理機能も搭載しています。
 
さらに、Lステップの機能を活用することで「おみくじ」「クイズ」「間違い探し」など、簡単なゲームを取り入れたマーケティング施策もできます。他に顧客の行動をスコアリングすることで、より効果的な運用に役立つでしょう。
プランには「スタートプラン」「スタンダードプラン」「プロプラン」があり、より上位のプランであるほど利用できる機能が増えます。
 
Poster
PosterはLINE公式アカウントの運用をサポートできるマーケティングツールです。LINE公式アカウントをさらに便利に、効果的に活用できます。
 
顧客のセグメント設定ではタグ・オリジナル属性に加えて、メッセージの既読、クーポンの使用状況など様々なセグメントで絞り込みが可能です。
 
特徴的な機能としては、「発券機機能」があります。発券機機能は、銀行などで順番待ちをする際に、受付番号をLINEで発行する仕組みのことです。管理画面で呼び出しすることで、ユーザーのLINE
に通知が届くため、紙を発行する必要がないのも魅力です。
 
プロラインフリー
プロラインフリーは初期費用・月額費用が無料のうえ、月間配信数が無制限に利用できるLINEマーケティングツールです。また、フリープランでもすべての機能を利用できるのが魅力です。
 
さらに、友だち登録したユーザーをアフィリエイターにできる「独自ASP」機能も無料プランに含まれています。ユーザーの口コミなどで効果的に友だちを増やせるでしょう。
 
ただし、無料プランではステップ配信のステップ数が10個までです。ステップ数が10個を超える場合は、有料プランへの移行が必要なため注意してください。
 
anybot
anybotは、チャットボットを構築できるLINEマーケティングツールです。チャットボットはよくある質問や問い合わせなどを自動対応できるので、カスタマーサポートの作業効率の改善に役立ちます。
 
ただし、AI搭載のチャットボットを構築できるわけではありません。すべての問い合わせに対応できないため、一部の問い合わせについては人による対応が必要です。
 
また顧客データの自動分類・保存や、電話・メール・LINE・FBといったオムニチャネルでの連絡、セグメント配信・定期配信といった機能も搭載されています。
 
Repitte
RepitteはLINE公式アカウントを活用した、自動予約管理システムです。予約に特化しているため、予約がしやすくユーザーの利便性を高められます。具体的な機能として、Googleカレンダーとの連携やカルテ機能、仮予約機能などが搭載されています。
 
カルテ機能は、施術内容を写真や動画などでユーザーと情報を共有できる機能です。例えばヘアサロンであれば、ユーザーの仕上がりイメージを共有するのに役立つでしょう。
 
他にも、ヨガやフィットネスなどのオンラインレッスンの予約ができるZoom連携などの機能もあります。
 
LIGET
LIGETは口コミを利用した、LINE公式アカウントの友だちを増やすためのLINEマーケティングツールです。
 
LINE公式アカウントを有効に活用するためにも、友だちの数は重要です。しかし、友だちの数がなかなか増えないと悩んでいる方もいるでしょう。
 
LIGETでは友だちを紹介してくれたユーザーに対して報酬を支払う、ASP機能を構築できます。つまり、友だちの口コミを利用して、さらに友だちを増やせるのです。成果報酬型なので無駄な広告費が発生しないのもメリットです。

一元管理できるCRM/MAツールは「MOTENASU」

LINEマーケティングツールは、顧客情報やマルチチャネルを一元管理できるツールを選びましょう。なぜなら複合的なツールを選ぶことで、コストを抑えられるのと運用する手間を削減できるためです。
 
そのような一元管理ができるCRM/MAツールが「MOTENASU」です。
 
MOTENASUの特徴は、LINE公式アカウントを運用するために役立つ細かなセグメント配信やステップ配信が可能なのはもちろんのこと、LINE・メール・SMS・郵送DMの配信を一元管理できることです。
 
例えば、「若年層のユーザーに対してはLINE」「年配のユーザーに対しては郵送DM」といった訴求方法も可能になります。
 
加えて、複数のアカウントを同時に管理・運用できるのもメリットです。前述のように「本部アカウント」「店舗アカウント」「担当者アカウント」を設定し、本部アカウントから店舗ごとに情報を発信したり、特定エリアの店舗アカウントからのみ配信したりすることもできます。
 
つまりMOTENASUなら「顧客情報」「マルチチャネル」「アカウント」「分析機能」を一元管理することができます。販促施策としてLINE公式アカウントの活用を考えている方は、ぜひMOTENASUの利用を検討してみてください。
 
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