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条件分岐×出し分け配信で成果UP!
CRMのマルチタグ機能を徹底解説【BtoC必見】
顧客のニーズが多様化し、すべてのユーザーに同じメッセージを届ける手法では成果が得られにくくなっている今、BtoC企業に求められるのは「個別最適化された配信」を実現することです。そこで注目されているのが、CRMにおける「Dynamic Content(動的コンテンツ)」=マルチタグを使った出し分け配信の手法です。本記事では、メール配信・LINE配信における条件分岐の考え方と、CRMツール選定のポイントについて詳しく解説します。
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「Dynamic Content(動的コンテンツ)」とは?
CRMが可能にする出し分け配信の新常識 -
近年、BtoCのマーケティング現場では、従来の一斉配信型のアプローチに限界を感じている企業が増えています。特にメール配信やLINEメッセージといった顧客接点チャネルにおいて、画一的な内容では成果が出にくくなっているのが現状です。こうした背景の中で注目を集めているのが、「Dynamic Content(動的コンテンツ)」や「Conditional Content(条件付きコンテンツ)」と呼ばれる手法です。これらは、CRMツールの高度な機能として実装されることが多く、顧客ごとに異なる内容を動的に生成・出し分けする仕組みです。
Dynamic Contentとは、あらかじめ設計されたテンプレート内に「条件分岐」を組み込み、閲覧者の属性や行動履歴、購買状況などに応じて異なるコンテンツを表示させる技術を指します。例えば、同じメール配信の中であっても、初回購入者には導入ガイド、リピーターにはクロスセル商品、休眠顧客には再購入促進のクーポンなど、すべてを1つのメールテンプレートで自動的に出し分けることが可能です。このような機能は、メールだけでなく、LINEのメッセージ配信やWebページにも応用できるため、チャネルをまたいだ統一的な顧客体験を設計するうえで非常に有効です。
CRMの進化に伴い、こうした動的コンテンツを実現するための機能として、「マルチタグ」と呼ばれる仕組みが搭載されるようになりました。マルチタグとは、ひとつのタグ内に複数の条件分岐ロジックを内包できる高機能な差し込みコードのことで、テンプレート中に埋め込むだけで、その場で内容を変化させることができます。たとえば [[STATUS]] タグを使えば、「トライアル中」「本契約中」「休止中」「解約済」などのステータスごとに案内文を出し分けることができます。このように、Dynamic Contentは、CRMツールが顧客データベースと連携し、その情報をもとにリアルタイムでコンテンツを変化させる点が特徴です。従来のメール配信で用いられてきた「名前差し込み」や「購入履歴の表示」だけではなく、より高度な条件分岐を駆使して、テキストだけでなく画像・リンク・CTAボタンまでも変化させることが可能です。LINEでも同様に、同じ配信の中であっても、年齢・性別・過去のチャット履歴などに応じたメッセージ内容を動的に出し分けることができます。
マーケターの視点から見ても、マルチタグやDynamic Contentの導入は大きな意味を持ちます。一斉配信では「誰にとっても当たり障りない」内容になりがちですが、条件分岐を活用することで、顧客一人ひとりの期待や状況に応じた最適なアプローチが可能になります。これにより、メール配信やLINEメッセージの開封率・クリック率・CVR(コンバージョン率)を高めるだけでなく、顧客との関係構築やLTVの向上にも貢献します。
さらに、制作面においてもマルチタグは非常に効率的です。従来であれば、顧客の属性ごとに別々のテンプレートを用意し、それぞれのセグメントに対して手動でメール配信やLINE配信を行う必要がありました。しかし、マルチタグとDynamic Contentを活用すれば、テンプレートは1通だけで済み、タグの条件分岐によって自動的にパーソナライズされた内容が生成されます。これは、CRM運用の生産性を飛躍的に向上させる要因となります。
条件分岐の設計方法も多様です。AND・OR・NOTなどの基本ロジックを組み合わせることで、「30代かつ男性」「初回購入かつ商品Aを購入済み」「90日以上未購入」など、複雑なターゲティングが可能になります。これにより、メール配信でもLINEでも、単純なセグメント分けを超えた“シナリオレベル”の出し分けが実現します。
以上のように、Dynamic Content/Conditional Contentの概念は、もはや特別なテクノロジーではなく、現代のBtoCマーケティングにおける標準技術となりつつあります。CRMツールを導入・選定する際には、このような高度な出し分け機能がどれだけ柔軟に実装できるかが、成果に直結する大きな判断基準になります。そして、メール配信やLINEメッセージが「全員に同じ」から「一人ひとりに最適な内容」へ進化していく中で、マルチタグはその根幹を支える重要な鍵となっているのです。 -
なぜマルチタグによる条件分岐がBtoCビジネスで重宝されるのか?
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BtoC企業にとって、メール配信やLINEメッセージは今もなお主要なコミュニケーションチャネルです。しかし近年、多くの現場で「開封されない」「読まれても反応がない」といった課題が顕在化しています。その原因のひとつは、コンテンツが顧客一人ひとりの状況やニーズに即していないことです。同じ文章・同じ画像・同じオファーが万人に送られるスタイルでは、顧客の心には響きません。
こうした課題を根本から解決する手段として注目されているのが、マルチタグによるDynamic Content(動的コンテンツ)です。CRMが保有する属性データや購買履歴をもとに、テンプレート内の特定箇所を動的に変化させて出し分けることで、誰にとっても“自分に合ったメッセージ”を届けることが可能になります。メール配信でも、LINEでも、この手法を導入することで、エンゲージメントの数値は大きく改善される傾向にあります。
たとえば、定期通販ビジネスにおいては、同じ「発送完了メール」でも顧客の契約ステータスによって案内すべき内容が異なります。本契約中のユーザーには「次回発送予定日と休止申請リンク」、トライアル中のユーザーには「本契約への案内」、そして解約済みのユーザーには「復活キャンペーンのお知らせ」といった具合に、メールの同じ箇所で全く異なる文章や画像などを表示できます。このような出し分けを支えているのが、CRMに組み込まれたマルチタグの条件分岐機能です。
出し分け配信を導入する最大のメリットは、「成果を上げながら運用負荷を減らせる」という点にあります。これまでであれば、3つの顧客ステータスごとに3通のメール配信テンプレートを作成し、それぞれのセグメントに合わせて分けて送る必要がありました。LINEでも、同様にセグメント別に手動で原稿を切り替える工数がかかります。しかし、マルチタグを使えばテンプレートは1通のみ。CRM内の条件分岐によって、適切な内容が自動で挿入されます。
この手法は、時間軸ベースのステップ配信とも相性がよく、顧客のライフサイクルに合わせたシナリオに「パーソナライズされた中身」を組み込むことが可能です。例えば、購入後3日目に送信するメール配信において、商品Aを購入したユーザーにはAの使い方ガイドを、商品Bの購入者には別のチュートリアルを表示する、といった精度の高い対応が可能です。LINEでも、開封後のリアクションによって次のメッセージの内容を条件分岐で変更するといったシナリオ設計ができます。
CRMを導入しているにもかかわらず「一斉配信の延長線」でしか活用できていない企業は少なくありません。その理由の多くは、「セグメントが細かすぎてテンプレート数が膨大になってしまう」「制作リソースが限られており、セグメント別配信をやり切れない」といった運用上の課題です。マルチタグとDynamic Contentは、こうした課題を一気に解決する武器となります。特に、CRM内で簡単に条件分岐が設定できるUIであれば、現場担当者が自走しやすく、属人化も回避できます。
また、成果分析の面でもマルチタグは有効です。たとえば「[[RFM_SEG]]が“ロイヤル顧客”である人にはどのメッセージパターンが効果的だったか」といった分析が可能になり、ABテストの結果をタグ単位で蓄積して改善に活かすことができます。メール配信の件名、本文、CTAボタンなどを出し分ける場合も、どのパターンが高いクリック率を生んだかをデータとして記録できるため、PDCAの速度が格段に上がります。
さらに、LINEやメールに限らず、SMSやWebのバナー、パーソナライズLPなどにおいても同じマルチタグ構造が活用できれば、「チャネル横断で一貫した体験」を構築することができます。これは、ブランド体験の統一性という点で非常に大きな価値があります。たとえばLINEで受け取ったメッセージと、そのリンク先のLPの内容に矛盾があると、ユーザーは違和感を覚えて離脱する可能性が高まります。しかし、マルチタグによる条件分岐が全チャネルで機能していれば、どこを見てもその人に合わせた“つながった体験”を届けることができます。
このように、CRMとマルチタグを組み合わせた動的コンテンツ配信は、従来のセグメント配信やステップ配信の枠を超えた「1to1体験の自動化」ともいえる進化です。BtoC企業にとっては、限られたリソースでLTVやエンゲージメントを最大化するための、非常に実用的な手法といえるでしょう。 -
メール・LINE・CRM連携で実現する
出し分け配信の実践シナリオ集【業界別に解説】 -
マルチタグによる動的コンテンツは、さまざまなBtoC業界で応用が進んでいます。とくにメール配信やLINE配信を軸に顧客と継続的な関係を築く業種において、その真価が発揮されます。ここでは、代表的な活用パターンをいくつかの業種別に紹介しながら、CRMを基盤とした条件分岐と出し分けの実践イメージを掴んでいきます。
まず、最も導入が進んでいるのが「定期通販」や「D2Cサブスクリプション」の業界です。このモデルでは、初回購入から定期継続、そしてLTV最大化までのすべてのフェーズでマルチタグが活躍します。たとえば、メール配信でよく見られるシナリオとして、以下のような動線があります:- ・初回購入完了直後に、[[NAME]]タグと[[NEXT_BILL_DATE]]タグを使って「次回発送予定日」を案内
- ・購入から3日後、[[ITEM_NAME]]ごとに使い方ガイドの内容を出し分け
- ・継続判断が近いタイミングで、[[CHURN_RISK]]が高い顧客にだけ特別オファーを提示
- ・90日継続時点で[[VIP_TIER]]を表示し、次のランクアップ条件を可視化
このように、1通のメール配信に複数の条件分岐を組み合わせることで、ステータスに応じた最適な内容をタイムリーに届けることができます。LINEでも同様に、ステップ配信内でタグによる出し分けを実施すれば、顧客ごとに異なるストーリーを届けられます。
次に、アパレルや化粧品業界では、「顧客の嗜好や購買傾向」を起点とした出し分けが効果的です。たとえば、過去にピンク系のコスメを好んで購入しているユーザーには、メール配信やLINEメッセージ内で次回の限定ピンクカラーを優先表示したり、[[FAVORITE_COLOR]]タグを使ってバナーの色味を変えたりといった工夫が可能です。このような細やかな配信は、CRMに蓄積されたデータとマルチタグの条件分岐を組み合わせることで実現します。
さらに、食品通販や健康食品系の企業では、「味の好み」「栄養成分」「家族構成」などに応じた出し分けが価値を生みます。たとえば、定期購入中の顧客に対しては、過去に多く注文された味や商品を[[TOP_FLAVOR]]タグで挿入し、「あなたのお気に入りはこちら」と訴求。初回購入のユーザーには[[CATEGORY]]タグを使って「おすすめの人気定番商品」を表示することで、離脱防止につながります。これらもすべて、CRM内で条件分岐を設定し、メール配信やLINEメッセージへ自動反映する運用が可能です。
また、教育系やオンライン学習プラットフォームにおいても、学年・学習進捗・成績推移といった情報に基づくマルチタグ活用が進んでいます。例えば、- ・小学5年生には[[GRADE]]に応じた国語教材を紹介
- ・成績が上がった生徒には[[ACHIEVEMENT_LEVEL]]による称賛メッセージ
- ・保護者宛のLINE配信では、[[CHILD_NAME]]を挿入しつつ、学習記録を条件付きで出し分け
など、感情に訴える配信がしやすくなるため、継続率や紹介促進にも好影響をもたらします。
こうしたBtoC領域で共通して求められるのは、「誰に、どのタイミングで、何を、どう見せるか」という4軸の最適化です。従来はこれを人手で分けていたため、CRMのセグメントが細かくなればなるほど、運用は煩雑化していきました。マルチタグの条件分岐による出し分けは、この問題を構造的に解決するアプローチです。
加えて、配信チャネルの違いによる最適化も見逃せません。メール配信ではHTMLタグを活用したコンテンツ差し替えが可能ですが、LINEではテンプレート構造の制限があるため、ブロックごとに条件分岐を設定するなど、チャネルごとの最適なマルチタグ設計が求められます。その点でも、CRMが各チャネルに一元連携し、データと配信が直結していれば、複雑な手間なく「違和感のないパーソナライズ」を実現できます。
さらに、出し分け結果の可視化も大きなポイントです。CRMによっては、マルチタグで生成された各バリエーションの配信数・開封率・CTR・CV率までログとして取得できるものもあり、これを活用することで「どの出し分けパターンが成功したのか」が明確になります。メール配信やLINE配信のパフォーマンスを単なる平均値でなく、細かい粒度で評価できることは、次の施策への改善スピードにも直結します。
このように、マルチタグ+条件分岐による出し分けは、CRMと配信チャネルを統合運用している企業ほどその効果を実感しやすい手法です。そして何より、顧客が「これは自分のためのメッセージだ」と感じられる体験は、他社との明確な差別化要因になります。誰もが情報過多の時代だからこそ、「適切な情報を、適切な形で、適切な人に届ける」CRMの実装力が、ブランド価値を大きく左右するのです。 -
CRM選定で差がつく!
Dynamic Content対応の見極め方とMOTENASUの強み -
ここまで解説してきたように、マルチタグによるDynamic Content(動的コンテンツ)やConditional Content(条件付きコンテンツ)は、BtoC企業が顧客との関係を深め、成果を出し続けるうえで不可欠な要素となっています。そしてそれを実現できるかどうかは、どのCRMツールを選ぶかに大きく左右されます。つまり、CRMやマーケティングオートメーション(MA)の導入において、「条件分岐」や「出し分け」の柔軟性は、もはや必須の評価軸なのです。
CRMツールを選定する際、多くの企業がまず重視するのは「配信できるかどうか」という表面的な機能です。メール配信やLINE連携があるか、シナリオ配信があるか、セグメント分けができるか、といった項目で比較しがちです。しかし、実際に運用が始まってからの満足度や成果の差を分けるのは、どれだけ「1通の中身を柔軟に変えられるか」という部分、つまりマルチタグの使いやすさと出し分け設計の自由度です。
CRMツール「MOTENASU」は、国内のBtoCビジネスに最適化された形でDynamic Contentを実装している数少ないシステムの一つです。MOTENASUのマルチタグ機能は、タグごとに複数の条件分岐を設定できる設計になっており、HTMLメールだけでなく、LINEメッセージやSMS、さらにはWebページ上の出し分けにも同じタグが使えます。これにより、1つのテンプレートを作成するだけで、複数のシナリオや顧客パターンに対応可能となり、配信作業の大幅な効率化が実現します。
例えば、MOTENASUのマルチタグでは以下のような出し分けが可能です:- ・[[NEXT_BILL_DATE]]:契約中の顧客には次回課金日、休止中の顧客には復帰特典を案内
- ・[[RFM_SEG]]:優良顧客にはVIP特典、新規顧客には定番商品を推薦
- ・[[CHURN_RISK]]:解約リスクが高いユーザーにだけ、再継続オファーを表示
※上記のタグは一例であり、MOTENASUでは条件に合わせたタグ(マルチタグ)を自由に設定することが可能です。
これらの出し分けロジックは、すべてCRM上でGUI操作で設定でき、開発の手間が不要です。LINEやメール配信それぞれで別々の設計をする必要がなく、CRM側でタグ設定を統一管理できる点も、現場で非常に重宝されています。
また、MOTENASUは配信チャネルごとに異なるテンプレート仕様を持つのではなく、1つのシナリオ設計でメール配信・LINE・SMSを横断できる構成になっているため、マルチチャネルを一元管理したいBtoC企業にとって非常に相性が良いです。たとえば「3日後に送るリマインド」は、相手がLINEユーザーであればLINEで、メールメインのユーザーにはメール配信で、と自動で出し分けることができます。これにより、CRMがチャネルに依存しない“顧客中心”の体験設計を可能にしてくれます。
CRM運用においては「成果改善のためのPDCAが回しやすいか」も重要なポイントです。MOTENASUでは、マルチタグによって出し分けた各パターンごとの配信数・開封率・クリック率・CVRを自動で取得・比較できるため、どの条件分岐が成果に寄与しているかを可視化しやすくなっています。これにより、タグごとのパフォーマンスを測定しながら、継続的な改善がしやすくなります。
さらに、運用面での負担軽減という観点からも、MOTENASUのマルチタグは高く評価されています。従来のように、セグメント数だけテンプレートを増やしていくと、CRM運用はすぐに煩雑になり、属人化やミスの温床になりがちです。しかし、MOTENASUではテンプレートは1つだけ、マルチタグの条件分岐だけを更新するだけで柔軟な配信ができるため、社内のナレッジ共有や教育コストも大幅に抑えることができます。
このように、「動的コンテンツにどこまで対応できるか」「マルチタグでどこまで出し分けができるか」は、CRM選定における“後悔しないための必須チェック項目”といっても過言ではありません。そしてMOTENASUは、日本のBtoCビジネスのニーズに合わせて、メール配信、LINE配信、条件分岐、CRMの統合運用、すべてにおいてバランスよく設計されているツールです。
CRM導入の目的が「配信の自動化」だけでなく、「顧客体験の最適化」や「LTVの最大化」であるならば、Dynamic Contentの実装力は見逃せない指標です。その観点でいえば、MOTENASUのマルチタグ機能は、これからのCRM活用における“必須スペック”とも言えるでしょう。ぜひMOTENASUによるパーソナライズ施策の実施をご検討ください。
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