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出し分け配信の成功事例7選! BtoC企業が選ぶCRMとマルチタグの実力とは
BtoCのマーケティング現場では「一斉配信」の限界が露呈しつつあります。顧客ごとのニーズに合わせた出し分けが求められる中で注目されているのが、Dynamic Content(動的コンテンツ)=マルチタグの活用です。本記事では、CRMを活用したパーソナライズ配信の重要性を解説し、業界ごとの実践例を交えながら、導入すべき理由とツール選定のポイントをご紹介します。
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「Dynamic Content」とは?CRMによる出し分け配信の新常識
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BtoCのマーケティングにおいて、「誰に」「いつ」「何を」「どのように」届けるかは、成果を大きく左右する重要な要素です。しかし、かつて主流だった一斉メール配信や画一的なLINE配信では、顧客ごとのニーズに応えることが難しく、開封率やクリック率が伸び悩むケースが増えてきました。そんな中、注目を集めているのが「Dynamic Content(動的コンテンツ)」や「Conditional Content(条件付きコンテンツ)」と呼ばれる手法です。
これらは、顧客ごとに異なる情報を、同一のテンプレート内で動的に生成し、表示内容を出し分ける技術を指します。たとえば、同じメール配信のテンプレートであっても、受け取り手の属性(性別・年齢・契約ステータス)や行動履歴(購買履歴・アクセス状況)に応じて、本文のテキスト、画像、CTA(行動誘導ボタン)の内容を変化させることができます。
このような出し分けは、主にCRM(顧客管理)やMA(マーケティングオートメーション)ツールの機能として実装されており、テンプレート内に埋め込まれる「マルチタグ」や「条件タグ」を活用して実現されます。従来のパーソナライズと言えば「[[名前]]様」のような氏名差し込みが中心でしたが、今では「[[STATUS]]がトライアル中ならAの案内、本契約中ならBのオファー」といった条件分岐を活用することで、1通のメール配信が“それぞれの顧客にとって専用のメッセージ”へと変わるのです。
こうした動的コンテンツの導入によって、企業は複数の配信パターンを1つのテンプレートに集約し、運用の手間を最小限に抑えながら、最大限の効果を狙うことができるようになります。たとえば、「セグメントごとにテンプレートを分けて、都度配信を繰り返す」ような従来の運用では、制作と配信の工数が膨大になり、結果的にタイムリーなアプローチが難しくなることもありました。これに対してマルチタグを活用した動的出し分けは、1通の配信で複数のセグメントに最適化した内容を届けられるため、運用負荷の軽減とパーソナライズ精度の向上を同時に実現します。
たとえば、CRMに蓄積された属性や行動履歴をもとに、「30代女性で、過去3か月以内に商品Xを購入した人」にはXのアップセル商品を案内し、「60日以上購入のない男性ユーザー」には休眠掘り起こしのクーポンを表示する、といったきめ細かな出し分けが可能です。これは単なるパーソナライズの一歩先を行く、「条件ロジックによる戦略的な出し分け」とも言えます。
また、LINEなどのチャネルにおいても動的コンテンツは効果を発揮します。たとえば、同じセール案内であっても、LINEでの配信では「あなたが最近購入したカテゴリーに近い商品」の画像を表示する、あるいは「配送先地域ごとの在庫状況に応じて」メッセージ内容を切り替える、といった使い方が可能になります。CRMを活用することで、メール配信とLINE配信を横断した統一的な顧客体験を設計することもでき、ブランドの信頼性やユーザー満足度の向上につながります。
さらに、Dynamic ContentはABテストやPDCAの運用にも有効です。マルチタグによって出し分けられた各パターンに対して、どのパターンが高い開封率・クリック率・コンバージョンを生んだかを検証できるため、顧客データと成果データを掛け合わせた“最適な配信ロジック”を見つけ出すことができます。
このように、Dynamic Content/Conditional Contentの概念は、もはや特殊な技術ではなく、「すべてのBtoCマーケティング担当者が押さえておくべき標準機能」と言っても過言ではありません。メール配信もLINE配信も、「ただ送る」時代から、「届ける相手の文脈に合わせて変化させる」時代へと進化しています。そして、それを可能にするのが、CRMとマルチタグの掛け合わせによる出し分け配信なのです。 -
パーソナライズ配信で成果を上げた業界別事例【EC・D2C・定期通販編】
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Dynamic Content、つまりマルチタグを活用したパーソナライズ配信は、すでにさまざまな業界で成果を上げています。特に相性が良いのが、継続的に顧客と接点を持ち、LTV(顧客生涯価値)を高めることが重要なEC、D2C、定期通販といった分野です。ここでは実際の活用シナリオや業界ごとの代表的な使い方を紹介しながら、CRMによる出し分け配信の価値を具体的に掘り下げていきます。
まずは定期通販業界です。この業界では、顧客のステータスや購入サイクルに応じたタイミングで適切なメッセージを届けることが、解約率を下げ、継続率を上げるうえで不可欠です。たとえば、CRMに登録されたユーザーの定期ステータスを条件分岐の基点とし、- ・トライアル中 → 「まずは3回使ってみましょう」「本契約へのステップはこちら」
- ・本契約中 → 「次回お届けは○月○日です」「今月のおすすめ活用法」
- ・休止中 → 「休止中のお客様限定キャンペーン」
- ・解約済 → 「もう一度使ってみませんか?再開キャンペーン中!」
といった形で、同じメール配信テンプレートやLINEメッセージでも、内容を柔軟に出し分けることが可能です。CRMのマルチタグ機能を活用すれば、1つのシナリオ設計の中でこれらを自動で制御でき、運用側の工数は増えずにパーソナライズの質を高められます。
また、食品や健康食品系のECでは「嗜好のパーソナライズ」が成果につながっています。たとえば、[[FAVORITE_FLAVOR]] や [[PREVIOUS_ORDER]] のようなマルチタグを用いて、過去の注文履歴に応じた味のレコメンドや、補充のリマインドを配信することで、再購入率が大幅に向上したという事例もあります。- 「前回人気だったブルーベリー味を再入荷しました」
- 「あなたが購入したA商品との相性抜群!新商品のご案内です」
このようなメール配信は、テンプレートは1通、出し分けはCRMの条件分岐ロジックで自動化されているため、現場の負担も少なく、かつ効果が高いのが特徴です。
D2Cアパレルブランドでも、出し分け配信は顧客エンゲージメントを高める要となっています。顧客の購入頻度やRFMセグメント、性別・サイズ情報などをもとに、CRMからメール配信を行うことで、次のようなアプローチが可能になります。- ・RFMが「ロイヤル」顧客 → 限定先行販売・VIPセールのご案内
- ・購入から60日以上経過しているユーザー → 新商品の入荷案内
- ・サイズ情報をもとに → 自分のサイズだけを表示したおすすめ一覧ページへの誘導
LINEにおいても同様に、CRMから連携された属性情報をもとに、スタイリング提案やセール告知をパーソナライズし、出し分けることで、開封率・クリック率ともに改善された事例があります。
たとえば、以下のようなシナリオ設計が実現可能です:- ・配信内容A:20代女性かつ過去6か月以内にスカートを購入 →「新作スカートコーデ5選」
- ・配信内容B:30代男性かつ未購入 →「初回限定20%OFFクーポン」
- ・配信内容C:過去購入アイテムに応じてバナー画像を差し替え →「あなたの過去購入に合わせた提案です」
このような配信を1つのテンプレートとマルチタグで構成することにより、システム的にも配信的にも負荷を最小限に抑えながら、最大の成果を出すことが可能です。
CRMによる条件分岐は、こうした「セグメントごとの訴求」だけでなく、「個々のユーザーの文脈」に寄り添ったコミュニケーションを実現するものです。一方的な情報提供ではなく、「あなたのために選ばれた情報」という体験を作り出すことが、顧客との信頼関係を築く第一歩となります。
さらに、パーソナライズされた配信によって得られる成果は、マーケティング部門だけにとどまりません。顧客からの問い合わせ内容が減少したり、不要な配信停止が減ったりするなど、カスタマーサポートや経営指標への波及効果も確認されています。CRMの中で一貫した条件設計とマルチタグ運用ができれば、マーケティング戦略と業務効率化を同時に達成することができるのです。
このように、マルチタグによる出し分け配信は、EC・D2C・定期通販といった領域において「成果を上げながら運用を楽にする」仕組みとして広がっています。メール配信でもLINEでも、ただ配るのではなく、届ける体験を設計する――その鍵が、CRMによるDynamic Content活用なのです。 -
業界別活用②:教育・美容・SaaSでも広がるCRMパーソナライズの可能性
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Dynamic Content(動的コンテンツ)やConditional Content(条件付きコンテンツ)は、ECや定期通販に限らず、教育・美容・SaaSといった業界でも急速に導入が進んでいます。特に、ユーザーとの中長期的な関係構築が重要なビジネスモデルでは、CRMとマルチタグを活用した出し分け配信が大きな成果を生んでいます。
たとえば、教育サービス分野では、受講生の学年・コース・進捗状況・志望校などが細かく異なるため、画一的な配信では訴求が弱くなってしまいます。そこで、CRMに登録された属性情報(例:[[GRADE]]=中3、[[COURSE]]=英語強化)をもとに、メール配信やLINEでのメッセージ内容を出し分ける運用が活躍しています。
- 「中3生向け:夏期講習のご案内」
- 「小6生向け:中学受験直前対策パックのご紹介」
- 「高校生向け:模試結果の個別フィードバックURL」
こうした出し分け配信は、生徒一人ひとりの状況に即したコミュニケーションを実現し、講座申込率の向上だけでなく、継続受講率の改善にもつながっています。
また、美容業界では、年齢層や肌質、過去の購買履歴などに応じたパーソナライズが欠かせません。たとえば、CRMで取得している[[SKIN_TYPE]](乾燥肌、脂性肌、敏感肌など)や[[AGE_GROUP]](20代、30代、40代…)の情報をもとに、メールやLINEの内容を調整することで、同じキャンペーン案内でもそれぞれのニーズに合った形で届けることができます。
- 乾燥肌の方には「保湿成分特化アイテム」
- 30代向けには「シミ・ハリ対策集中ケア」
- 美容室では「前回の来店日から3週間経過した方への再来店促進LINE」
このようなシナリオも、CRMとマルチタグを組み合わせることで、1つのテンプレート内に複数の訴求を組み込み、受信者ごとに自動で出し分けることができます。顧客は「自分のことを理解してくれている」と感じ、ブランドへの信頼感やリピート意欲が高まります。
さらに、SaaSやサブスクリプションサービスでも、ユーザーの行動履歴をもとにしたCRM出し分けが効果を発揮しています。たとえば、サービスの利用頻度やログイン履歴、未読コンテンツの有無などをトリガーにしたメール配信やLINE通知がそれにあたります。
- ログイン頻度が低下 →「最近ログインされていません。使い方ガイドをご案内します」
- 一部機能が未使用 →「おすすめ機能3選を動画でご紹介」
- トライアル終了前 →「本契約でさらに便利に!今なら30%OFF」
これらの配信も、マルチタグを使って条件ごとに文面やコンテンツを自動切り替えしながら、1通のメール配信で複数セグメントに対応可能です。カスタマーサクセス部門がこれまで手動で対応していた部分を、自動シナリオに置き換えることで、人的工数を削減しながら解約防止やアップセル促進が実現できます。
SaaS業界では「契約継続がゴール」ではなく、「継続利用・活用」が鍵となります。そのため、CRMに基づく利用状況の可視化と、出し分けによる能動的なサポートは、顧客満足度とLTVを高める上で不可欠です。
このように、Dynamic Contentの活用はもはや一部業界の話ではなく、幅広い業種で導入・実践されています。出し分け配信は「なんとなくのパーソナライズ」から、「顧客の行動・属性・タイミングに最適化された対話」へと進化しています。
メール配信やLINEといったチャネルでの成功事例が増え続ける中、導入のハードルを下げるためには、CRMシステム側に柔軟なタグ設計・条件設定・配信設計の仕組みが備わっていることが求められます。テンプレートを1から複数作成するより、1つの中で柔軟にパーソナライズできる設計こそが、業務効率と成果を両立させる鍵になります。 -
CRM選定で差がつくマルチタグの実装力 ― MOTENASUの導入効果は?
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ここまで解説してきたように、マルチタグを活用したDynamic Content(動的コンテンツ)やConditional Content(条件付きコンテンツ)は、メール配信・LINE配信の質と成果を高める強力な武器です。しかし、どれだけ魅力的な出し分けアイデアがあっても、それを実装できるCRMツールがなければ、現実の業務には落とし込めません。つまり、CRM選定の段階で「マルチタグによる出し分けにどれだけ柔軟に対応できるか」が、成果の分かれ道になるのです。
この点において、多くのBtoC企業から高く評価されているのが、株式会社FIDが提供するCRMシステム「MOTENASU」です。MOTENASUは、EC・D2C・定期通販業界のニーズに最適化されたCRM/MAプラットフォームであり、メール配信・LINE配信の双方において、柔軟なマルチタグ運用が可能な点が特長です。
まず特筆すべきは、MOTENASUの「マルチタグ構文のわかりやすさと、条件分岐の自由度」です。たとえば、以下のような構文で1つのテンプレート内に複数条件を設定することができます:
- [[IF:STATUS=trial]]…トライアル中のお客様向けの文言…[[ENDIF]]
- [[IF:AGE>30]]…30歳以上の方向けの画像…[[ENDIF]]
- [[IF:PRODUCT=A]]…商品Aをご購入のお客様に限定の特典…[[ELSE]]…全体向けの文言…[[ENDIF]]
※上記のタグは一例であり、MOTENASUでは条件に合わせたタグ(マルチタグ)を自由に設定することが可能です。
これらはHTMLメールやLINEメッセージ、SMSなど、あらゆる配信チャネルに対応しており、同じテンプレート内で複数の出し分けが完結します。結果として、テンプレートの作成・管理コストは抑えつつ、高度なパーソナライズが実現できます。
さらに、MOTENASUでは、CRMデータの構造設計も柔軟に行えるため、「年齢」「性別」「会員ランク」などの属性情報に加え、「前回購入日」「累計購入回数」「次回お届け予定日」などの購買行動に基づいたセグメント条件も自由に設計できます。これにより、「A商品を過去2回購入、60日以内にリピートしていない30代女性」といったきめ細かな出し分けもスムーズに設定可能です。
MOTENASUを導入したD2Cブランドでは、以下のような成果が得られています:
- メール配信テンプレート数を3分の1に削減しながら、CV率は従来比で130%に向上
- LINE配信における出し分け精度が高まり、クリック率が2.4倍に
- 「顧客ごとに違うメールが届くのに、配信数が変わらない」運用体制が整備され、配信担当者の作業時間が週あたり4時間削減
これらはすべて、MOTENASUのマルチタグ構文と、CRMデータを活用した条件分岐設計の柔軟性によって実現したものです。さらに、テスト配信やプレビュー機能も備えており、設定した条件が正しく適用されているかを事前に確認できるため、運用ミスのリスクも低減されます。
MOTENASUはまた、LINE公式アカウントとのネイティブ連携にも対応しており、「LINE配信内で顧客ごとに異なる画像やテキストを出し分けたい」という要望にも応えることができます。実際に、「ステップ配信」と「マルチタグ配信」を組み合わせたシナリオ運用により、ある定期通販ブランドでは“誕生日特典のクーポンメール”に対する利用率が前年比で1.8倍に伸びたという事例もあります。
さらに、MOTENASUでは、CRM上の行動ログや配信ログを用いた分析も可能です。どの条件分岐が成果につながったか、どの属性の出し分けが高いエンゲージメントを得たかを把握することで、次回以降の出し分け精度をさらに高めるPDCAサイクルを構築できます。
このように、CRMツールの中でもマルチタグによる条件分岐の柔軟性を持ち、かつ実務で活用しやすい設計になっているかどうかは、導入前に必ずチェックすべきポイントです。そして、それを実現できるCRMの一例が、MOTENASUなのです。
まとめると、Dynamic Contentによる出し分け配信は、もはやマーケティングの「プラスα」ではなく、「標準戦略」に近づいています。配信効率とパーソナライズの両立、成果の可視化、継続的な改善を同時に叶えるためにも、MOTENASUのようなCRMシステムの導入は、BtoC企業にとって極めて有効な一手となるはずです。 -
まとめ
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BtoCビジネスにおいて、顧客体験の質が成果を左右する今、メール配信やLINE配信において「Dynamic Content(動的コンテンツ)」「Conditional Content(条件付きコンテンツ)」を活用した出し分け配信の重要性が高まっています。特にEC・D2C・定期通販・教育・美容・SaaSといった分野では、顧客の属性や行動に応じたパーソナライズが売上や継続率の向上に直結しています。
こうした出し分け配信を現場レベルで実現するためには、CRM側に柔軟なタグ構文と条件設計機能が備わっていることが不可欠です。その点で、株式会社FIDが提供する「MOTENASU」は、メール・LINEの両チャネルに対応したマルチタグ機能を備え、実用性と成果性の両面で高い評価を得ています。
パーソナライズは「運用が大変」という時代から、「1つのテンプレートで自動出し分けできる」時代へと進化しました。成果を生むCRM施策の鍵は、条件分岐とタグ活用の精度にあります。いま求められているのは、顧客の文脈に寄り添った一通を、最小工数で届ける仕組みなのです。パーソナライズ施策の実施のために、マルチタグによる自動出し分けを可能にするMOTENASUの導入をぜひご検討ください。
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