広告運用を効率化するマーケッター向け分析ロジックについて
D2C業界やEC通販において、広告運用は非常に重要です。広告運用を担当するマーケッターが、効率的に費用対効果を最大化するための分析ロジックは、ビジネスの成功に直結します。ここでは、マーケッター向けの分析方法に求められるロジックと、その利便性について詳しく説明します。
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LTVシミュレーションとコスト計算
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まず、広告運用を行う際には、ライフタイムバリュー(LTV)シミュレーションや、広告費以外のコストを算出することが必要です。新規媒体や商品のキャンペーンを実施する際には、実数値がないため、シミュレーションのLTVを算出する必要があります。コストは 商品原価のほか、販促コストやシステム費、コールセンター経費なども含めたコスト全体を見ておくと良いでしょう。
LTVと広告費以外のコストから限界顧客獲得コスト(限界CPO)を算出し、それに基づいて広告の停止や継続を判断します。
広告費用対効果(ROI)を最適化するためには、商品、媒体、素材(出面)ごとに広告入稿コードを作成し、コードごとにLTVや限界CPOを確認していく必要があります。 -
自動計算と限界CPOアラート機能
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日々のCPOが限界CPOの範囲内であれば黒字が確定しますが、CPOが限界CPOを超えた場合は、その広告を停止または予算を抑える必要があります。LTVが向上していくと限界CPOを上げていくことも可能なので、実際のCPOが限界CPOと乖離している場合は、限界CPOを修正することもあります。
このプロセスを自動化し、限界CPOを超えた場合にアラートを発する機能を追加することで、効率的な判断が可能になります。
広告運用では、1日単位やトータル期間での集計が必要です。これを簡略化するために、1日、7日、15日、30日、月単位などの期間をワンクリックで設定できる機能や、条件設定を保存する機能を提供します。これにより、迅速かつ正確な集計結果を得ることができます。これに加え、アラート機能を導入することで、パフォーマンスの低下を即座に検知し、対応することが可能になります。 -
リアルタイムデータの計測とLTV予測機能
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広告運用では、日々のデータ収集と分析が不可欠です。
インプレッション(IMP)、クリック数(CT)、クリック率(CTR)、クリック単価(CPC)、購入数/F2転換数(CV)、購入率/F2転換率(CVR)、CPA、ROAS、売上などの指標を常に確認し、日々の集計結果をもとに広告担当者は広告クリエイティブや予算の調整を行い、継続的な改善を図ります。データの分析にはExcelやGoogleスプレッドシートなどを活用している方も多いと思いますが、分析ツール(システム)を活用することで、より効率化を図ることが可能です。
さらにLTV予測機能を用いることで、初期設定した予測値と実際のデータを比較し、限界CPOの変動を可視化します。これにより、広告運用の最適化がより効果的に行えます。 -
正しい広告運用のための分析ツール
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このような正しいデータ分析に基づく広告運用を継続することで、負けない確実な収益化が可能となります。
広告運用のためのデータ分析は、D2C事業者の課題を解決するために非常に重要なポイントであり、マーケッターが簡単にこうした分析作業を行うことのできる分析ツールのニーズが高まっています。
当社では、「MOTENASU」の分析機能としてこうしたデータ分析を簡易化するツールを提供していますので、正しいデータ分析に基づく広告運用をツールで省力化・効率化したい場合には、ぜひご相談ください。
分析ノウハウの提供から、分析ツールの導入や運用サポートはもちろん、データサイエンティストによる個別コンサルや分析機能カスタマイズのご相談にも応じさせていただきます。
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