LINEの法人アカウント運用|作り方やできることを紹介

LINEは多くの人が利用しているコミュニケーションツールで、その利用者の多さからマーケティングに活用している企業も少なくありません。
 
LINEには個人アカウントのほかに法人アカウントのサービスが用意されているため、LINEを使ったマーケティングを検討している方はLINEの法人アカウントについて理解しておきましょう。
 
本記事では、LINEの法人アカウントサービスである「LINE公式アカウント」について解説します。LINE公式アカウントでできることや料金プラン、活用するメリットなどを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

LINEの法人アカウントとは

はじめに、LINEの法人アカウントとはどのようなサービスなのか把握しておきましょう。ここでは、LINEの法人アカウントの概要と、LINE個人アカウントとの違いを解説します。

ビジネス向けの「LINE公式アカウント」のこと

LINEの法人アカウントとは、一般的にビジネス向けの「LINE公式アカウント」のことを指しています。「法人アカウント」という名称のサービスがあるわけではありません。
 
もともとLINEでは後述する5つの法人向けアカウントサービスが提供されていましたが、2020年にLINE公式アカウントに一本化されました。LINE公式アカウントは、それぞれの法人向けアカウントが提供していた機能を統合した、多機能ツールです。

LINE個人アカウントとの違い

LINEの個人アカウントとLINE公式アカウントの大きな違いは、宣伝や広告に使用できるかどうかです。ビジネス向けのサービスであるLINE公式アカウントは広告や宣伝などが可能ですが、個人アカウントは利用規約で商用利用が禁止されているので企業やショップの営業用には利用できません。
 
LINE公式アカウントはメッセージ配信やショップカード、クーポンなど、販促に役立つ多くの機能が利用できます。詳しくは後述しますが、無料プランと有料プランが用意されています。
 
LINEの個人アカウントは、メッセージのやりとりなど基本的にすべての機能が無料で利用できるのが特徴です。LINE公式アカウントにもフリープランが用意されていますが、送信できるメッセージ数に制限があります。

統合された5種類のLINE法人アカウント【現在は廃止】

LINE公式アカウントに統合される以前は、以下の5つの法人向けアカウントが用意されていました。
 

サービス名 サービス概要
公式アカウント メッセージの一斉送信や友だち登録によるスタンプ配布など、ビジネス向けの基本的な機能を提供するアカウント
API型公式アカウント 公式アカウントの機能に加えて1対1のトークなどを提供する上位サービス
ビジネスコネクトアカウント API公式アカウントからスタンプ配布機能のみを無くしたアカウント
カスタマーコネクトアカウント 自動チャットやLINE通話が利用できる問い合わせ対応に特化したアカウント
LINE@アカウント 主要な機能に対応した低価格サービス

 
これらのアカウントは現在廃止されており、これから新たに作成することはできません。これらのアカウントが提供していた機能は、LINE公式アカウントで利用できます。

LINEの法人アカウントでできること一覧

LINE公式アカウントでは、以下のような機能を提供しています。
 

  • ・メッセージ配信
  • ・チャット機能
  • ・自動応答メッセージ
  • ・リッチメニュー
  • ・LINE VOOM投稿
  • ・ショップカード
  • ・クーポン
  • ・LINEコール
  • ・レポート機能

上記の機能に加えて、オプション機能として以下のサービスも提供されています。

  • ・友だち追加広告
  • ・Messaging API
  • ・LINEで予約

LINEの法人アカウントで利用できる機能については、下記記事を御覧ください。
関連:【企業向け】LINE公式アカウントの機能や利用するメリットを紹介

LINEの法人アカウントのビジネス活用事例

LINEの法人アカウントは多くの企業やショップで活用されていて、集客や売上向上、業務の効率化などの成果を上げている事例が多くあります。

 

東北・関東地方で複数の飲食店を展開するホリイフードサービス株式会社は、顧客とのコミュニケーションや来店促進のためにLINE公式アカウントを開設しました。店舗ごとにアカウントを運用し、LINE上で店舗の予約が完結する「LINE予約」も活用しています。配布するクーポンの内容やメッセージの配信曜日・時間帯などを細かく検証して運用を続けた結果、LINE経由の予約数を3倍に増加させることに成功しました。
 
このほかにも、LINEの法人アカウントを活用した事例は多くあります。より幅広い事例を知りたい方は、下記記事もチェックしてみてください。

 
関連:INEのビジネス活用|事例やLINE公式アカウント運用のポイント

LINEの法人アカウントの費用・料金プラン

LINEの法人アカウント「LINE公式アカウント」には、以下の3つの料金プランが用意されています。
 

プラン名 月額料金(税抜) 無料メッセージ通数 追加メッセージ料金(税抜)
フリープラン 0円 1,000通/月 不可
ライトプラン 5,000円 15,000通/月 5円/通
スタンダードプラン 15,000円 45,000通/月 〜3円/通

 
プランによって、無料で配信できるメッセージの数が異なります。通数は送信人数×回数でカウントし、最大3吹き出しまで1通として送信できます。チャットは通数に含まれません。
 
メッセージの送信予定本数に応じて、利用するプランを選びましょう。ライトプランとスタンダードプランは料金を払えば追加でメッセージを送信できますが、フリープランは追加メッセージを送信できません。
 
そのため、月に1,000通より多く送信したい場合はライトプラン以上のプランを選ぶ必要があります。

LINEの法人アカウントを運用するメリット

LINEの法人アカウントを活用すると、多くのメリットがあります。ここでは、LINEの法人アカウントを運用する6つのメリットを紹介します。

多くの日本人が利用するLINEで販促活動ができる

LINEは多くの日本人が利用しているアプリで、年齢や性別を問わず多くのユーザーに向けて販促活動ができるのが大きなメリットです。2022年6月末時点のLINEのユーザー数は9,200万人にのぼり、LINEユーザーの86%が毎日LINEを使用しています。
 
広告やクーポンを配信しても、ユーザーの目に止まらなければ来店や販売にはつながりません。ユーザー数が多くアクティブ率も高いLINEを活用すると、高い販促効果が期待できます。

無料で豊富な機能を利用できるため導入しやすい

2つ目のメリットは、LINE公式アカウントは無料のフリープランでも豊富な機能を利用できるため、導入のハードルが低い点です。プランごとの違いは無料で送信できるメッセージの通数で、利用できる機能は無料プランと有料プランで差はありません。
 
費用をかけずにすべての機能を試せるので、「まずは実際の機能や操作を確認してみたい」という場合にも気軽に始められます。

アプリの利用頻度が高く関係構築しやすい

LINEはアプリの利用頻度が高く、ユーザーとの関係を構築しやすいのが3つ目のメリットです。LINEは家族や友人とメッセージをやりとりするために日常的に使用している人が多く、LINEを使ってメッセージや広告を送信するとユーザーに見てもらえる可能性が上がります。
 
例えば自社アプリの場合はわざわざアプリを開いてもらう必要がありますが、LINEは日常生活のなかで何度も使用するため、ユーザーとの関係を構築しやすいのが特徴です。

ステップメールなどを活用して購買意欲を促進できる

4つ目のメリットとして、購買意欲を促進できる機能が複数用意されている点が挙げられます。LINE公式アカウントにはステップメールやクーポンといった機能があり、さまざまな角度からユーザーへのアプローチが可能です。
 
例えば「抽選」の機能を使うと、ユーザーに抽選イベントを送信できます。当たりが出るとクーポンが配布される機能で、ゲーム要素が強くユーザーに楽しんでもらいながら購買意欲を刺激できるでしょう。

カスタマーサポートの体制を手軽に作れる

LINEを普段から使用している従業員が多く、カスタマーサポートや問い合わせ対応の体制を作りやすいのが5つ目のメリットです。先ほど紹介した通りLINEのユーザー数は圧倒的で、プライベートでLINEを使い慣れている人も多いでしょう。
 
LINE公式アカウントはユーザーと1対1のチャットやビデオ通話ができるため、カスタマーサポートや問い合わせ対応にも活用できます。LINEを使い慣れた従業員なら操作方法をすぐに覚えられ、手軽にユーザーサポートの運用が始められます。
 
ポイントカードなどをWebで発行・管理できる
6つ目のメリットは、ポイントカードなどをLINE上で発行・管理できることです。Webのポイントカードは発行が簡単で、紙で発行・管理するよりも手間が省けます。
 
ユーザーは紙のポイントカードを持ち歩く必要がなくなり、ポイントカードを忘れたり失くしたりする心配がありません。このように、LINE公式アカウントのポイントカードは、企業とユーザーの双方にメリットのある機能です。

LINEの法人アカウントの作り方

LINEの法人アカウントは、以下の手順で作成できます。
 

  • 1.LINE公式アカウントの公式サイトにアクセス
  • 2.「アカウントの開設(無料)」をクリック
  • 3.「アカウントを作成」をクリック
  • 4.個人のLINEアカウントもしくはメールアドレスを登録する

 
個人のLINEアカウントを登録する場合は、個人アカウントと法人アカウントを連携させると法人アカウントを開設できます。メールアドレスを登録する場合は、メールアドレスと必要事項を入力すれば法人アカウントの開設は完了です。
 
実際の画面を交えた詳細なアカウントの作り方は、下記ページで紹介しています。LINE公式アカウントを作成するときは「LINE公式アカウントの作り方|画像をみて3分でかんたん登録」も参考にしてください。

LINEの法人アカウントに関するよくある質問

LINEの法人アカウントの運用を検討していると、不明点や気になるポイントが出てくることもあるかと思います。最後に、LINEの法人アカウントに関するよくある質問と回答を3つ紹介するので、ご不明点がある方はチェックしてください。

複数の法人アカウントを作成することは可能?

LINE公式アカウントは、1つの法人で複数のアカウントを作成できます。個人アカウントは電話番号ごとに1アカウントとなっているため、実質1人1アカウントとなりますが、法人アカウントは同一法人で複数アカウントの運用が可能です。
 
そのため、ブランドや店舗ごとにアカウントを作成して、配布するメッセージやクーポンを分けるなどの対応ができます。

グループトークやビデオ通話をすることは可能?

LINE公式アカウントは、個人アカウントと同様にグループトークやビデオ通話をすることができます。
 
法人アカウントがグループトークに参加するには、複数人チャットへの参加を許可する設定にしておく必要があるため、グループトークを利用したい場合は忘れず設定を行いましょう。
 
ビデオ通話は、「LINEコール」という機能を利用します。LINEコールはユーザーからLINE公式アカウント宛てに無料で音声通話やビデオ通話ができる機能で、カスタマーサポートや急ぎの予約変更の際などに活用されています。

複数人にログイン権限を付与して管理することは可能?

LINEの法人アカウントは、複数人にログイン権限を付与して管理できます。「管理者」「運用担当者」「運用担当者(配信権限なし)」など複数の権限が用意されていて、管理者として追加するメンバーに対して付与する権限を選べます。
 
1アカウントに対して100人までメンバーを登録できるので、複数の担当者で1つの法人アカウントの管理業務を分担することも可能です。

LINEの法人アカウント+CRMツールの導入で運用の幅が広がる

LINEの法人アカウントはそれだけでも販売促進に役立つ便利なツールですが、CRMツールと併せて使用することで運用の幅が広がります。

CRMツールとは既存顧客と長く良好な関係を築くためのツールで、顧客情報の一元管理や顧客ごとの行動履歴の把握などが可能です。これらの機能をLINEの法人アカウントを連携することで、より幅広いマーケティング施策が行えるようになります。

CRM/MAツールの「MOTENASU」はLINE公式アカウントとの連携が可能で、ユーザーごとにメッセージ内容を変えたり、購入回数に応じた配信シナリオに沿ってメッセージの自動配信を行ったりできるツールです。

「MOTENASU」を活用すると、以下のようなチャネルを横断したアプローチが可能になります。

  • ・ECサイトで特定の商品を購入した顧客にLINEで自動メッセージを配信する
  • ・ECサイトで特定の商品を購入した顧客に専用のリッチメニューを表示する
  • ・特定の流入元からアクセスしたユーザーにLINEで自動メッセージを配信する
  • ・特定の流入元からアクセスしたユーザーに専用のリッチメニューを表示する
  • ・送信したメールが未開封のユーザーにのみLINEメッセージを配信する

このように、ECサイトやWebサイト、メールなど複数のチャネルのユーザーの行動履歴に合わせて、こまめなアプローチが可能です。メッセージの配信やリッチメニューの表示は自動で行われるため、担当者の負担も減らせます。また、MOTENASUには複数のLINEアカウントを管理・運用できる機能もあり、複数の店舗やブランドを運営する企業でも便利に活用できます。
 
LINEの法人アカウントの運用を検討している方は、ぜひ「MOTENASU」も併せてご活用ください。
▶「MOTENASU」の詳細ページはこちら

まとめ

LINEは法人アカウントを作成でき、ユーザー数の多いLINEをマーケティングに活用することには多くのメリットがあります。
 
2022年10月現在、LINEの法人アカウントは「LINE公式アカウント」の1種類のみです。無料プランと有料プランがあり、無料プランでもすべての機能が利用できます。
 
本記事で紹介した通り、LINEの法人アカウントだけでも多くの活用方法がありますが、CRMツールと併せて使うことでより幅広い運用が可能になります。
 
LINE公式アカウントの開設を検討している方は、本記事で紹介したCRMツール「MOTENASU」の導入も併せて検討してみてください。
▶「MOTENASU」の詳細ページはこちら

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