顧客分析 MOTENASU 用語集

コホート分析とは|顧客分析での意味・継続率・LTV改善への活用を解説

コホート分析とは、同じ時期や条件を持つ顧客群を追跡し、継続率、離脱率、LTV、行動変化などを時系列で分析する顧客分析手法です。顧客分析では、全体平均だけを見るのではなく、顧客群ごとの違いを確認することが重要です。

コホート分析とは

コホート分析とは、同じ時期や同じ条件を持つ顧客群をひとつの集団として扱い、その後の行動を追跡する分析手法です。

コホートとは、共通した条件を持つ集団を意味します。例えば、同じ月に初回購入した顧客、同じ商品を購入した顧客、同じ広告経由で流入した顧客などがコホートになります。

コホート分析では、顧客群ごとに、その後の継続率、離脱率、購入回数、累計購入金額、LTV、行動変化などを確認します。これにより、どの顧客群が継続しやすく、どの顧客群が離脱しやすいのかを把握できます。

コホート分析で分かること

コホート分析では、顧客群ごとの変化を時系列で確認できます。全体の売上や平均LTVだけでは、顧客群ごとの違いは見えにくくなります。コホート分析はその違いを確認するために有効です。

  • 初回購入後にどのくらいの顧客が継続しているか
  • どの時点で顧客が離脱しやすいか
  • どの顧客群のLTVが高いか
  • どの流入チャネルの顧客が残りやすいか
  • どの初回購入商品がリピートにつながりやすいか
  • 施策前後で継続率や購入行動が変化したか
  • 顧客群ごとにF2転換やリピート率に差があるか

顧客分析でコホート分析が重要な理由

顧客分析でコホート分析が重要な理由は、顧客の継続や離脱を「時間の流れ」とあわせて確認できるためです。

顧客数や売上の合計だけを見ると、どの顧客群が増えているのか、どの顧客群が離脱しているのか、どの時期に獲得した顧客の質が高いのかが分かりにくくなります。

コホート分析を行うことで、顧客群ごとの継続状況やLTVの違いを確認し、施策の優先順位を判断しやすくなります。

コホート分析の主な切り口

コホート分析では、どの条件で顧客群を分けるかによって見える課題が変わります。EC・通販では、初回購入月、初回購入商品、流入チャネル、初回オファーなどで分けると、F2転換やLTVの差を把握しやすくなります。

  • 初回購入月別
  • 会員登録月別
  • 初回購入商品別
  • 初回購入カテゴリ別
  • 流入チャネル別
  • 広告キャンペーン別
  • 初回オファー別
  • 利用開始月別
  • 契約開始月別
  • 顧客ステージ別

コホート分析で見る主な指標

コホート分析では、顧客群ごとに継続や離脱、売上貢献を確認します。どの指標を見るかは分析目的によって変わります。顧客維持を見たい場合は継続率や離脱率、EC CRM施策を見たい場合はF2転換率やLTV・休眠率が重要になります。

  • 継続率
  • 離脱率
  • リピート率
  • F2転換率
  • 購入回数
  • 購入間隔
  • 累計購入金額
  • LTV
  • 休眠率
  • 休眠復活率

コホート分析とRFM分析の違い

コホート分析とRFM分析は、どちらも顧客分析で使われる手法ですが、見ている観点が異なります。

コホート分析は、同じ条件の顧客群を時系列で追跡する分析です。いつ獲得した顧客がどのように継続しているか、どのタイミングで離脱しているかを確認します。

一方、RFM分析は、Recency(最終購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(購入金額)の3つの軸で顧客を分類する分析です。現在の顧客状態を購買履歴から把握するのに向いています。

整理すると、コホート分析は「顧客群の時間変化を見る分析」、RFM分析は「顧客の購買状態を分類する分析」です。

コホート分析とLTV分析の関係

コホート分析は、LTV分析と組み合わせることで、顧客群ごとの長期的な価値を把握しやすくなります。

全体の平均LTVだけを見ると、どの顧客群がLTVを押し上げているのか、どの顧客群が早期に離脱しているのかが分かりにくくなります。

コホートごとにLTVを確認することで、流入チャネル別、初回商品別、初回オファー別などの質を比較できます。これにより、単に新規獲得数を見るのではなく、継続して売上を作る顧客群を把握できます。

EC CRMにおけるコホート分析の活用

EC CRMでは、コホート分析を使って、初回購入後の継続状況や離脱タイミングを把握します。

例えば、初回購入月ごとにF2転換率を確認すると、どの時期に獲得した顧客が2回目購入につながっているかが分かります。初回購入商品別に見ると、どの商品がリピート購入につながりやすいかを確認できます。

EC CRM文脈でのコホート分析は、EC CRMにおけるコホート分析 でも詳しく整理しています。

コホート分析を施策に活かす流れ

コホート分析は、分析結果を確認して終わりではなく、施策設計に活かすことが重要です。数値の違いを見つけるだけでなく、その違いがなぜ起きているのかを考え、次のCRM施策へつなげることが大切です。

  1. 1分析目的を決める
  2. 2顧客群を分ける条件を決める
  3. 3継続率、離脱率、LTVなどの指標を確認する
  4. 4継続しやすい顧客群と離脱しやすい顧客群を比較する
  5. 5離脱が起きるタイミングを把握する
  6. 6対象顧客、配信タイミング、チャネル、訴求内容を決める
  7. 7施策後に同じ指標で変化を確認する

コホート分析で注意すべき点

コホート分析では、顧客群の条件、母数、評価期間に注意が必要です。母数が少ないコホートでは、少数の購入や離脱によって数値が大きく変動します。また、評価期間が短すぎると、購入サイクルが長い商品やサービスの継続状況を正しく判断できない場合があります。

さらに、コホートごとに流入チャネル、初回商品、キャンペーン、季節性などの条件が異なる場合があります。単純に数値を比較するだけでなく、背景条件もあわせて確認することが重要です。

MOTENASUとの関係

MOTENASUとコホート分析

MOTENASUは、EC・通販事業者向けのCRM/MAシステムです。顧客情報、購入履歴、受注情報、商品情報、LINE連携情報などを統合し、コホート分析に必要な顧客データを扱いやすくします。

MOTENASUでは、初回購入日、購入商品、購入回数、顧客ステージ、購入間隔、LINE連携状況などをもとに、F2転換、継続率、LTV、休眠傾向を確認し、CRM施策の対象顧客を抽出できます。さらに、分析結果をもとに、メール、LINE、SMS、郵送DMを組み合わせたシナリオ配信を設計できます。

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FAQ

コホート分析とは何ですか?

コホート分析とは、同じ時期や条件を持つ顧客群を追跡し、継続率、離脱率、LTV、行動変化などを時系列で分析する顧客分析手法です。

コホート分析で何が分かりますか?

コホート分析では、顧客群ごとの継続率、離脱タイミング、F2転換、LTV、施策後の行動変化などを把握できます。

コホート分析とRFM分析の違いは何ですか?

コホート分析は、同じ条件の顧客群を時系列で追跡する分析です。RFM分析は、最終購入日、購入頻度、購入金額の3軸で顧客を分類する分析です。

MOTENASUでコホート分析はどのように活用できますか?

MOTENASUでは、顧客情報や購入履歴をもとに、初回購入月、初回購入商品、流入チャネルなどの顧客群を追跡し、F2転換、継続率、LTV、休眠傾向を把握したうえでCRM施策に活用できます。