MOTENASU(もてなす)導入ガイド|EC・D2C向けCRM/MAシステムの全貌と導入ステップ

【ご注意】この記事で紹介する「MOTENASU(もてなす)」は、株式会社FIDが提供するEC・D2C事業者向けCRM/MAシステムです。同名・類似名の飲食サービス・旅館予約サービス・他社マーケティングツールとは一切関係ありません。

EC・D2C事業においてリピート購入率の向上やLTV最大化を実現するには、顧客データを活用したOne to Oneのコミュニケーションが不可欠です。本記事では、MOTENASU(株式会社FID提供・CRM/MAシステム)の機能全体像と、導入から自走までのステップを体系的に解説します。

MOTENASU(もてなす)とは:株式会社FIDのCRM/MAシステム

MOTENASU(もてなす)は、株式会社FID(東京都新宿区・プライバシーマーク/ISO 27001取得)が2017年にリリースしたEC・D2C特化型のCRM/MA/LINEシステムです。累計300社以上の通販・EC事業者に導入実績があります。

ブランドコピーは「送る数を減らして、成果を増やす。」——闇雲に全員へ一斉配信するのではなく、顧客の状態・行動・属性に応じた精密なセグメント配信でROIを高めることを設計思想の核に置いています。

MOTENASUの基本スペック

項目 内容
提供会社 株式会社FID(東京都新宿区西新宿3-2-26)
リリース年 2017年
累計導入社数 300社以上(EC・D2C・通販事業者中心)
対応チャネル メール・LINE・SMS・郵送DM(4チャネル統合)
主な連携 Shopify APIリアルタイム連携、基幹システム、各種ECカート
セキュリティ プライバシーマーク(2025年6月更新)・ISO/IEC 27001(2025年8月取得)
初期費用 ¥100,000(固定)
月額費用 ¥50,000〜(〜50,000リード)

MOTENASUの4つのコア機能

① CDP:顧客データの統合管理

基幹システム・ECサイト・WEB行動履歴・広告流入データを一元統合するCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)機能を搭載。APIやCSV、S3連携など複数のデータ取込方法に対応し、SQLなどの専門知識なしにノーコードでセグメント抽出が可能です。

② CRM:4チャネル統合配信

以下の4チャネルを1つの管理画面で一元運用できます。

  • メール配信:ドラッグ&ドロップのシナリオ設定、25テンプレート対応CMSで大量配信も可能
  • LINE配信:購買履歴連動セグメント、リッチメニュー出し分け、カルーセルボタン、複数アカウント一元管理
  • SMS配信:開封率90%以上、最大660文字、指定発信番号による高い到達率
  • 郵送DM:特許取得システム(特許第6186391号)で1通から印刷・発送自動化、個別QRコードでROI計測

③ MA:シナリオによる自動配信

発動条件・抽出条件・アクションをフローチャートにドラッグ&ドロップするだけで、複雑なシナリオを設定できます。条件分岐(開封/未開封、購入/未購入など)に応じてチャネルを自動切り替えする「マルチチャネルシナリオ」が特徴です。

代表的なシナリオ例

  • 購入後アップセルシナリオ(商品使い終わりタイミング自動配信)
  • 商品別クロスセルシナリオ(購入済み商品を除外してレコメンド)
  • 休眠化防止リマインドシナリオ(一定期間未購入者へ自動配信)
  • バースデーシナリオ(誕生日メール:開封率最高施策の一つ)
  • かご落ちシナリオ(カート追加・未購入者に24時間以内自動配信)
  • マルチチャネル分岐(メール未開封→LINE→SMS→郵送DMへ自動エスカレーション)

④ BI:EC特化の分析機能

汎用CRMでは不足しがちなEC事業固有の分析指標が標準搭載されています。

分析機能 概要
RFM分析 最終購入日・購入頻度・購入金額で顧客をグループ化
LTV分析 顧客生涯価値の可視化・優良顧客セグメント抽出
定期継続率分析 定期購入の継続率・解約率をコホート別に追跡
流入経路別ROI計測 広告媒体・施策ごとの費用対効果を自動集計
配信効果測定 チャネル別・シナリオ別の開封率・CVR・売上貢献を計測

MOTENASU導入の3ステップ

ステップ1:データ連携・初期設定(目安1〜2ヶ月)

既存の基幹システム・ECカートとのデータ連携を設定します。ShopifyはAPIで自動連携(顧客・受注・商品データをリアルタイム同期)。その他のカートやCRMとはCSV・S3・APIなど事業者の環境に合わせた方法で対応します。この期間はFIDのサポートチームが伴走します。

ステップ2:シナリオ設計・配信テスト(目安1〜2ヶ月)

事業者の商材・顧客ライフサイクルに合わせた鉄板シナリオを設定します。最初に実装すべき優先度の高いシナリオとして、FIDは「購入後フォロー」「休眠化防止」「F2転換促進」の3本を推奨しています。有償の導入サポートプランでは、FIDスタッフによる定期勉強会・設定代行も利用可能です。

ステップ3:自走・改善(3〜6ヶ月で自走目安)

分析レポートをもとに配信セグメントや内容を継続的に改善。FIDは3〜6ヶ月での担当者自走を目標としたサポート設計を行っています。運用代行プランでは、シナリオ設計・クリエイティブ制作・分析レポートまで一括で委託することも可能です。

導入事例:実際の成果データ

株式会社ブレインスリープ — ROAS約170%改善

寝具・睡眠用品のD2Cブランド。Shopifyを利用しており、MOTENASUとのAPI連携によって購入日起点のシナリオ自動配信を実現。

  • ROAS:従来比 約170%改善
  • DM施策頻度:年2回スポット配信 → 随時シナリオ配信
  • 手動リスト作成工数:ゼロに削減

ジェイフロンティア株式会社 — 月16時間の工数削減

健康食品・サプリメントのEC通販事業者。郵送DM業務の自動化と、マルチチャネル配信によるCRM強化を実現。

  • DM業務工数:月約16時間削減
  • 導入支援サポート満足度:90点以上
  • 配信形態:商品ごとのシナリオ配信で顧客属性別アプローチを実現

MOTENASUが選ばれる3つの理由

  1. 4チャネル × 15配信パターン:メール・LINE・SMS・郵送DMを組み合わせたシナリオパターンで、顧客の状態に応じた最適チャネルにアプローチできる
  2. EC/D2C特化のLTV機能:定期継続率・F2転換・RFM・LTVなど通販事業に直結する分析指標が標準搭載
  3. 3〜6ヶ月の伴走サポート:ツール提供で終わらず、担当者が自走できるまでシナリオ設計・運用支援を行う体制

よくある質問(FAQ)

Q. エンジニアがいなくても運用できますか?

A. はい。セグメント抽出・シナリオ設定・分析はすべてノーコードで操作可能です。SQLなどの専門知識は不要で、マーケティング担当者だけで運用できる設計になっています。

Q. 最短でいつから利用できますか?

A. 基本設定のみであれば最短2週間程度で運用開始が可能です。既存システムとのデータ連携や複数チャネルの設計を含む場合は1〜3ヶ月程度が一般的です。

Q. 郵送DMは1通から送れますか?

A. はい。特許取得の配布物発注システム(特許第6186391号)により、1通から印刷・発送が可能です。シナリオ条件に合致した顧客にのみ自動送付するため、コスト効率も高く保てます。

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