マルチタグとは
マルチタグとは、MOTENASU上で顧客ごとの条件に応じて、配信内容やWebページの表示内容を変えるための機能です。
例えば、過去に購入した商品、購入回数、最終購入日、顧客ステージ、LINE連携状況、メールクリック有無などを条件に、顧客ごとに異なる商品案内、クーポン、メッセージ、リンク先を表示できます。
CRMにおけるマルチタグは、顧客データを活用して「同じ配信の中でも、顧客ごとに見せる内容を変える」ための仕組みです。配信対象を分けるだけでなく、表示する中身そのものを出し分けられる点が特徴です。
マルチタグは、MOTENASU独自機能カテゴリの中でも、パーソナライズ配信や顧客別コンテンツ出し分けに関わる重要な機能です。単なる氏名差し込みではなく、顧客データを条件にして、顧客ごとに表示する内容や導線を変える点に特徴があります。
マルチタグが重要な理由
マルチタグが重要な理由は、顧客ごとに必要な情報や反応しやすい訴求が異なるためです。
初回購入者には商品の使い方や2回目購入の案内が必要ですが、継続購入者には関連商品やアップセルの案内が向いています。休眠顧客には再購入のきっかけとなるオファーが必要であり、LINE未連携顧客にはLINE連携導線が有効な場合があります。
全員に同じ内容を見せると、顧客にとって関係のない案内が増え、反応率が下がる可能性があります。
マルチタグを使うことで、顧客データに基づいて内容を出し分け、メール、LINE、SMS、郵送DM、WebページをよりCRM施策に適した形で活用しやすくなります。
マルチタグの構成要素
マルチタグを活用するには、条件となる顧客データ、出し分ける内容、配信・表示先、効果測定を整理します。
- 条件データ:顧客属性、購買履歴、受注情報、顧客ステージ、配信反応など
- 出し分け条件:購入商品、購入回数、最終購入日、LINE連携状況、休眠状態など
- 表示内容:商品案内、クーポン、オファー、見出し、本文、ボタン、リンク先など
- 利用チャネル:メール、LINE、SMS、郵送DM、Webページ、個別LPなど
- 導線設計:商品ページ、キャンペーンLP、LINE連携ページ、マイページなど
- シナリオ連携:反応有無や購入有無に応じた次回配信への接続
- 効果測定:クリック率、CV率、購入率、復活率、売上、LTVなど
マルチタグは、条件設定と表示内容の組み合わせによって機能します。そのため、どの顧客に何を見せるべきかを事前に設計することが重要です。
動的コンテンツとの違い
動的コンテンツとは、ユーザーや条件に応じて表示内容を変える広い概念です。
Webサイト、メール、アプリなどで、閲覧者の属性、行動、過去の購入履歴などに応じて表示内容を変える仕組みは、一般的に動的コンテンツと呼ばれます。
一方、マルチタグは、MOTENASU上で顧客データや購買履歴などを条件に、配信内容やWebページ内容を出し分けるための具体的な機能です。
整理すると、動的コンテンツは「条件に応じて表示内容を変える考え方」、マルチタグは「MOTENASUでその出し分けを実装するための機能」です。
パーソナライズとの違い
パーソナライズとは、顧客ごとの属性、購買履歴、行動、関心に応じて、内容や体験を最適化する考え方です。
例えば、購入商品に応じて関連商品を案内する、顧客ステージに応じてメッセージを変える、LINE連携済みかどうかで導線を変える、といった施策がパーソナライズにあたります。
一方、マルチタグは、そのパーソナライズをMOTENASU上で実装するための機能のひとつです。条件ごとに表示内容やリンク先を出し分けることで、顧客ごとに異なる体験を作ります。
整理すると、パーソナライズは「顧客に合わせる考え方」、マルチタグは「顧客に合わせた内容を表示するための具体機能」です。
差し込みタグとの違い
差し込みタグとは、メールやページ内に顧客名、会社名、ポイント数、会員ランクなどの個別情報を挿入するための仕組みです。
例えば、「{顧客名}様」のように氏名を差し込む、保有ポイント数を表示する、会員ランクを表示する、といった使い方が一般的です。
一方、マルチタグは、単に値を差し込むだけでなく、条件に応じて表示する内容そのものを切り替える点に特徴があります。
整理すると、差し込みタグは「個別情報を挿入する仕組み」、マルチタグは「条件に応じてコンテンツや導線を出し分ける仕組み」です。
QRパーソナライズとの違い
QRパーソナライズとは、顧客ごとに異なるQRコードや遷移先を用意し、郵送DMなどから顧客別のWebページやオファーへ誘導する考え方です。
郵送DMに個別QRを印字し、アクセスした顧客の条件に応じて表示内容を変えることで、紙のDMとWeb上のパーソナライズをつなげられます。
マルチタグは、そのQR遷移先のWebページ内で顧客条件に応じて内容を出し分けるためにも活用できます。つまり、QRパーソナライズは「顧客ごとのQR・遷移導線」、マルチタグは「遷移先や配信内で表示内容を出し分ける機能」です。
整理すると、QRパーソナライズは「顧客別の入口設計」、マルチタグは「顧客別の表示内容設計」です。
シナリオ分岐との違い
シナリオ分岐とは、顧客の行動や条件に応じて、次に送る配信や施策の流れを変えることです。
例えば、メールを開封した顧客には次のメールを送り、未開封の顧客にはLINEを送る、購入した顧客にはフォロー配信へ進め、未購入の顧客にはリマインドを送る、といった使い方です。
一方、マルチタグは、配信やページの中で表示内容を出し分ける機能です。シナリオ分岐が「次の施策の流れを変える」のに対し、マルチタグは「同じ施策内で見せる内容を変える」役割を持ちます。
整理すると、シナリオ分岐は「流れの出し分け」、マルチタグは「コンテンツの出し分け」です。
CRMでのマルチタグの活用
CRMでは、マルチタグを使って顧客ごとに表示内容や導線を出し分けられます。
- 初回購入者には使い方コンテンツを表示する
- F2未転換顧客には2回目購入オファーを表示する
- 継続購入者には関連商品やアップセル商品を表示する
- 休眠顧客には復活キャンペーンを表示する
- 購入商品ごとにおすすめ商品を変える
- 顧客ステージごとにメッセージを変える
- LINE未連携顧客にはLINE連携導線を表示する
- メール未反応者には別チャネルへの誘導を表示する
- 郵送DMのQR遷移先で顧客別の内容を表示する
- 会員ランクや保有ポイントに応じて案内を変える
マルチタグを活用することで、配信対象を細かく分けすぎずに、同じ施策の中で顧客別の内容出し分けを行いやすくなります。
EC・通販におけるマルチタグの活用
EC・通販では、マルチタグを使って購入商品や顧客ステージに応じた案内を出し分けられます。
例えば、サプリメントを購入した顧客には継続利用の案内を表示し、化粧品を購入した顧客には使い方や関連商品を表示する、といった施策が考えられます。
また、初回購入者には2回目購入の案内、リピート顧客にはまとめ買いや定期購入の案内、休眠顧客には復活クーポンを表示するなど、顧客状態に応じたCRM施策に活用できます。
EC・通販では、同じメールや同じLPでも顧客ごとに必要な情報が異なります。マルチタグは、その違いを顧客データに基づいて反映するための機能です。
マルチタグを使うときの注意点
マルチタグを使うときは、条件設計と表示内容の整合性が重要です。
条件が複雑になりすぎると、どの顧客に何が表示されるのかを管理しにくくなります。また、顧客データが古い、購買履歴が正しく連携されていない、LINE連携状態が更新されていない、といった場合には、意図しない内容が表示される可能性があります。
そのため、マルチタグを使う際は、対象条件、優先順位、表示内容、代替表示、効果測定方法を事前に整理しておく必要があります。
マルチタグは強力な機能ですが、顧客データの整備、シナリオ設計、配信テストと合わせて運用することで効果を発揮します。
MOTENASUとの関係
MOTENASUのマルチタグ
マルチタグは、MOTENASUにおける顧客別コンテンツ出し分けのための重要機能です。
MOTENASUでは、顧客情報、購買履歴、受注情報、商品情報、LINE連携情報、配信反応などをもとに、顧客ごとに表示する内容や導線を出し分けることができます。
例えば、メール内の商品案内を購入商品ごとに変える、郵送DMのQR遷移先で顧客別LPを表示する、LINE未連携顧客にはLINE連携導線を表示する、休眠顧客には復活オファーを表示する、といった施策に活用できます。
また、マルチタグは、メール、LINE、SMS、郵送DM、WebページをまたいだCRM施策と相性がよく、MOTENASUのマルチチャネル配信やシナリオ配信と組み合わせることで、より顧客状態に合ったコミュニケーションを設計しやすくなります。
関連する独自機能として、QRパーソナライズ、シナリオ分岐、DM自動化 もご覧ください。
→ MOTENASUとはFAQ
マルチタグとは何ですか?
マルチタグとは、MOTENASUで顧客属性、購買履歴、顧客ステージ、行動データ、配信反応などの条件に応じて、メール、LINE、SMS、郵送DM、Webページ内の表示内容を出し分けるための機能です。
マルチタグと動的コンテンツの違いは何ですか?
動的コンテンツは、条件に応じて表示内容を変える広い概念です。マルチタグは、MOTENASU上で顧客データや購買履歴などを条件に、配信内容やWebページ内容を出し分けるための具体的な機能です。
マルチタグとパーソナライズの違いは何ですか?
パーソナライズは、顧客ごとに最適な内容を届ける考え方です。マルチタグは、そのパーソナライズをMOTENASU上で実装するための機能のひとつです。
マルチタグはCRMでどのように活用できますか?
マルチタグは、購入商品別の案内、顧客ステージ別のオファー、休眠顧客向けメッセージ、LINE連携状況別の導線、郵送DMのQR遷移先出し分けなどに活用できます。
MOTENASUでマルチタグはどのように使えますか?
MOTENASUでは、顧客情報、購買履歴、受注情報、LINE連携情報、配信反応などを条件に、メール、LINE、SMS、郵送DM、Webページの内容を顧客ごとに出し分けるためにマルチタグを活用できます。