パーソナライズ MOTENASU 用語集

顧客シナリオとは|意味・シナリオ配信やパーソナライズとの違いを解説

顧客シナリオとは、顧客の状態、購買履歴、行動データ、配信反応、顧客ステージなどに応じて、次に届ける内容、チャネル、タイミング、分岐条件を設計するCRM施策の流れです。EC・通販では、初回購入後のF2転換、リピート促進、購入間隔に応じた再購入案内、休眠防止、休眠復活、LTV向上などの目的に合わせて顧客シナリオを設計します。

顧客シナリオとは

顧客シナリオとは、顧客がどの状態にいるかを把握し、その状態に応じてどのような接点を作るかを設計した流れのことです。

例えば、初回購入後3日目に使い方を案内し、10日目に関連情報を送り、30日目に2回目購入を促し、反応がなければLINEやSMSで再接点を作る、といった流れが顧客シナリオにあたります。

顧客シナリオの目的は、単発の配信を行うことではありません。顧客の状態や行動に合わせて、継続的に関係を育て、次の購入や行動につなげることです。

顧客シナリオで設計する主な要素

顧客シナリオでは、配信内容だけでなく、対象者、タイミング、チャネル、分岐条件まで整理します。

  • 対象顧客:初回購入者、F2未転換顧客、休眠予備軍、優良顧客など
  • 目的:F2転換、リピート促進、休眠防止、休眠復活、LTV向上など
  • 起点:購入、閲覧、クリック、未反応、経過日数、顧客ステージ変化など
  • 配信チャネル:メール、LINE、SMS、郵送DMなど
  • 配信タイミング:購入後◯日、最終購入から◯日、開封後◯日など
  • 配信内容:使い方、関連商品、クーポン、限定案内、リマインドなど
  • 分岐条件:開封、クリック、購入、未反応、LINE連携有無など
  • 終了条件:購入完了、配信停止、休眠復活、一定回数到達など

顧客シナリオは、これらの要素を組み合わせて、顧客状態に応じた接点を設計するものです。

顧客シナリオとシナリオ配信の違い

顧客シナリオとシナリオ配信は近い言葉ですが、役割が異なります。

顧客シナリオは、顧客状態に応じた施策の流れや設計そのものです。誰に、いつ、どのチャネルで、何を届けるかを考えます。

一方、シナリオ配信は、その設計に基づいて、メール、LINE、SMS、郵送DMなどを自動的に配信する仕組みです。

整理すると、顧客シナリオは「施策の設計」、シナリオ配信は「その設計を実行する仕組み」です。

顧客シナリオと行動連動配信の違い

顧客シナリオと行動連動配信は、CRM施策で組み合わせて使われます。

顧客シナリオは、顧客育成や再購入促進の流れ全体を設計する考え方です。購入後フォロー、休眠防止、復活施策など、複数の接点をまとめて設計します。

行動連動配信は、その中で顧客の閲覧、購入、クリック、未反応などの行動を起点に、配信を実行・分岐させる施策です。

整理すると、顧客シナリオは「流れ全体の設計」、行動連動配信は「行動を起点にした配信・分岐」です。

顧客シナリオと顧客セグメントの違い

顧客セグメントは、顧客シナリオの対象者を決めるために使われます。

顧客セグメントとは、顧客を属性、購買履歴、行動データ、配信反応、顧客ステージなどの条件で分類することです。

顧客シナリオでは、セグメントごとに届ける内容やタイミングを設計します。例えば、F2未転換顧客には2回目購入促進、休眠予備軍には再購入リマインド、優良顧客には限定案内を設計できます。

整理すると、顧客セグメントは「誰を対象にするか」、顧客シナリオは「その顧客にどの流れで接点を作るか」です。

顧客シナリオとパーソナライズの違い

顧客シナリオとパーソナライズは、どちらも顧客状態に応じた施策設計に関係します。

パーソナライズとは、顧客の属性、購買履歴、行動データ、配信反応などに応じて、配信内容や表示内容を最適化する考え方です。

顧客シナリオは、そのパーソナライズをいつ、どの順番で、どのチャネルで実行するかを含めた流れの設計です。

整理すると、パーソナライズは「内容を顧客に合わせること」、顧客シナリオは「顧客に合わせた接点の流れを設計すること」です。

顧客シナリオの主な例

EC・通販のCRM施策では、次のような顧客シナリオがよく使われます。

  • 初回購入後フォロー
  • F2転換促進
  • 使い方案内
  • 関連商品提案
  • 再購入リマインド
  • LINE・SMS切り替え
  • カゴ落ちフォロー
  • 休眠防止
  • 休眠復活
  • 優良顧客限定案内

顧客シナリオは、事業の商材、購入サイクル、顧客ステージ、チャネル特性に合わせて設計することが重要です。

顧客シナリオを設計する手順

顧客シナリオを設計する際は、施策目的から逆算して整理します。

  1. 目的を決める:F2転換、リピート促進、休眠防止、LTV向上など
  2. 対象者を決める:顧客セグメントや顧客ステージを整理する
  3. 起点を決める:購入、閲覧、クリック、未反応、経過日数などを決める
  4. 配信内容を決める:使い方、関連商品、再購入案内、限定案内などを設計する
  5. チャネルを決める:メール、LINE、SMS、郵送DMなどを選ぶ
  6. 分岐条件を決める:開封、クリック、購入、未反応などで分ける
  7. 終了条件を決める:購入完了、一定期間経過、配信停止などを設定する
  8. 効果検証を行う:開封率、クリック率、購入率、F2転換率、LTVなどを確認する

顧客シナリオは、最初から複雑にしすぎず、目的が明確なシンプルな流れから設計することが現実的です。

顧客シナリオとチャネル設計

顧客シナリオでは、どのチャネルで接点を作るかも重要です。

メールは詳しい情報を届けやすく、LINEは即時性や反応の取りやすさに向いています。SMSは重要通知や短い案内に使いやすく、郵送DMはデジタル配信に反応しない顧客への再接点として活用できます。

例えば、メール未開封者にはLINEで再案内する、LINEで反応がない顧客にはSMSで重要案内を送る、休眠顧客には郵送DMで復活施策を行う、といったチャネル切り替えも顧客シナリオの一部です。

顧客シナリオとLTVの関係

顧客シナリオは、LTV向上にも関係します。

LTVを高めるには、初回購入後、2回目購入前、リピート継続中、休眠予備軍、休眠顧客など、顧客状態ごとに適切な接点を作る必要があります。

顧客シナリオによって、各ステージで必要なフォローを設計できれば、F2転換、リピート促進、クロスセル、アップセル、休眠防止、休眠復活につなげやすくなります。

顧客シナリオで注意すべき点

顧客シナリオでは、配信を増やしすぎないことが重要です。

顧客の行動ごとに細かく配信を設定しすぎると、過剰な接触になり、メール解除やLINEブロックにつながる可能性があります。配信頻度、顧客ステージ、直近の反応、購入状況を踏まえて設計する必要があります。

顧客データの品質にも注意が必要です。購入済みの顧客に未購入向け案内を送る、配信停止済みの顧客に配信する、同じ顧客に重複配信する、といったことが起きないよう、顧客データ統合と条件設計が重要です。

顧客シナリオは、顧客セグメント、配信チャネル、配信頻度、効果検証とあわせて継続的に見直すことが必要です。

MOTENASUとの関係

MOTENASUと顧客シナリオ

MOTENASUは、EC・通販事業者向けのCRM/MAシステムです。顧客情報、購入履歴、受注情報、商品情報、LINE連携情報、配信反応などを統合し、顧客状態に応じたシナリオ設計に活用できます。

MOTENASUでは、購入、未購入、メール開封、クリック、LINE反応、顧客ステージ、購入間隔などを条件に、メール、LINE、SMS、郵送DMを組み合わせた顧客シナリオを設計できます。例えば、初回購入後のF2転換促進、メール未開封者へのLINE切り替え、購入間隔に応じた再購入案内、休眠予備軍へのSMS配信、休眠顧客への郵送DM施策などを設計できます。

MOTENASUとは →

FAQ

顧客シナリオとは何ですか?

顧客シナリオとは、顧客の状態、購買履歴、行動データ、配信反応、顧客ステージなどに応じて、次に届ける内容、チャネル、タイミング、分岐条件を設計するCRM施策の流れです。

顧客シナリオとシナリオ配信の違いは何ですか?

顧客シナリオは、顧客状態に応じた施策の流れや設計そのものです。シナリオ配信は、その設計に基づいてメール、LINE、SMS、郵送DMなどを自動配信する仕組みです。

顧客シナリオと行動連動配信の違いは何ですか?

顧客シナリオは、顧客育成や再購入促進の流れ全体を設計する考え方です。行動連動配信は、その中で顧客の閲覧、購入、クリックなどの行動を起点に配信を実行・分岐させる施策です。

MOTENASUで顧客シナリオはどのように活用できますか?

MOTENASUでは、顧客情報、購入履歴、LINE連携情報、配信反応などをもとに、メール、LINE、SMS、郵送DMを組み合わせた顧客シナリオを設計し、F2転換、リピート促進、休眠防止、LTV向上施策に活用できます。